キンコン西野「えんとつ町のプペル」映画化 「打倒ディズニー」で「王者にはちゃんと挑みたい」

[ 2019年12月25日 09:30 ]

公開された「映画 えんとつ町のプペル」のメーンビジュアル(2020年クリスマス公開)
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 お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣(39)が手掛け、“大人も泣ける絵本”として大ヒットした絵本「えんとつ町のプペル」がアニメ映画化されることが決まり、25日、メーンビジュアルが公開された。

 2016年に発売され、ロングランヒットを続け、5000部でヒットと言われる絵本業界で累計42万部を売り上げた大ヒット絵本が「映画 えんとつ町のプペル」(広田裕介監督)として映画「鉄コン筋クリート」「海獣の子供」などで知られる「STUDIO4℃」の制作でアニメ映画化される。2020年12月クリスマスに公開される。

 2020年1月には、舞台「えんとつ町のプペル」の公演も決まっており、プロジェクト最大の目標として西野が当初から明言していた映画化もついに実現。絵本では描かれていない「えんとつ町の由来」や貨幣価値理論を背景に仕込み、新たに魅力的な登場人物も盛り込まれる。

 この日、公開されたメーンビジュアルも本編キャラクターデザインも手がける福島敦子氏による描き下ろし。ゴミ人間プペルと壮大な冒険を繰り広げる主人公ルビッチが描かれている。

 製作総指揮・原作・脚本を手掛ける西野は「2011年頃、まず最初に『えんとつ町のプペル』という物語を書いたのですが、その時から映画化を考えていました」と映画化は当初から思い描いていたことであることに触れ、「『打倒ディズニー』といろんなところで言ってはいますが、僕はディズニーが大好きで、夢を見させてくれるし、一番リスペクトしていて。だからこそ、作り手として、表現者として隅っこの方にいるような人間ですが、王者にはちゃんと挑みたいなという思いがあります。作品の中でキャラクターたちに『諦めるな』や『夢は叶う』ということを言わせているので、その張本人が挑まないことにはチグハグだなと思うので、正面から挑んで戦いたいなと思っています」と意気込んだ。

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