俳優連合が労災対象加入要求へ 撮影、舞台…西田敏行理事長「困っている人多い」

[ 2019年12月22日 05:30 ]

日俳連の理事長で俳優の西田敏行
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 俳優らでつくる「日本俳優連合」(日俳連)が、俳優やダンサーなど芸能分野で働くフリーランスを労災保険の適用対象に加えるよう厚生労働省に求めることが21日分かった。

 俳優らは個人事業主などとして雇用関係がないことが多く、仕事でケガや病気になっても公的な補償が受けられない。兼業・副業を推進する政府は、増加が見込まれるフリーランスの就労や契約問題に対し、保護策の検討を進めており、今後の議論を後押ししそうだ。

 日俳連の理事長で俳優の西田敏行(72)は「私たち俳優は撮影や舞台でケガをしても労災適用が極めて難しく、困っている人も多い。341万人ものフリーランスの増加と多様化する働き方に対応するため、国が労災の適用業種を広げようとしている今が、私たちが労災保険を手に入れるチャンス」とした。

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