「アナ雪2」ステマ疑惑 ディズニー2度目の謝罪 実写「アラジン」なども?「類似の案件は遵守の不徹底」

[ 2019年12月11日 18:05 ]

 ウォルト・ディズニー・ジャパンは11日、大ヒット中のアニメ映画「アナと雪の女王2」の感想漫画企画にステマ(ステルスマーケティング)の疑惑が浮上した問題で、今月5日に続き、再び公式サイトで謝罪した。また、今年6月公開の実写映画「アラジン」などにも同様のステマ疑惑が浮上。同社は「本件(「アナと雪の女王2」のステマ疑惑)を含む類似の案件は、当該指針に関する周知および遵守の不徹底が招いた結果であり、ご参加いただいたクリエイターのみなさまに責任はございません」と責任を負った。

 7人の漫画家による「アナ雪2」のレビュー漫画が一斉にツイッターに投稿され、ステマが疑われた問題。ウォルト・ディズニー・ジャパンは5日、公式サイトで「『PR』であることを明記していただくことを予定しておりましたが、関係者間でのコミュニケーションに行き届かない部分があり、当初の投稿において明記が抜け落ちる結果となってしまいました」と説明し、謝罪していた。

 この日は「ご参加いただいたクリエイターのみなさまにご迷惑をお掛けしている事実を大変厳粛に受け止めています。また、この事により、ファンのみなさまを失望させてしまったことを真摯に受け止めています」とし「ディズニーでは、マーケティング活動における社内指針を設けています。本件を含む類似の案件は、当該指針に関する周知および遵守の不徹底が招いた結果であり、ご参加いただいたクリエイターのみなさまに責任はございません」と自社の責任だとした。

 この日、<「『アナと雪の女王2』感想漫画企画」にご参加いただいたクリエイターのみなさま、そしてファンのみなさまへ>と題した謝罪文は以下の通り。

 私たちは、「『アナと雪の女王2』感想漫画企画」に関し、ご参加いただいたクリエイターのみなさまにご迷惑をお掛けしている事実を大変厳粛に受け止めています。また、この事により、ファンのみなさまを失望させてしまったことを真摯に受け止めています。

 ディズニーでは、マーケティング活動における社内指針を設けています。本件を含む類似の案件は、当該指針に関する周知および遵守の不徹底が招いた結果であり、ご参加いただいたクリエイターのみなさまに責任はございません。

 改めまして、本件につきまして、深くお詫び申し上げます。今後は、このような事がないよう、社内指針の周知徹底を図り、再発防止に努めてまいります。これまでみなさまにいただいたディズニーに対する思いを心に留め、社員一同努力し続けてまいります。

 ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社

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2019年12月11日のニュース