新語・流行語大賞トップ10に「計画運休」 国交省局長「受賞でより理解深めて」

[ 2019年12月2日 17:20 ]

<2019ユーキャン新語・流行語大賞>「計画運休」でトップ10入りを果たし、あいさつする水嶋智・国土交通省鉄道局長(撮影・吉田 剛)
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 年末恒例の「2019ユーキャン新語・流行語大賞」(現代用語の基礎知識選)の発表・表彰式が2日、都内で行われ、「計画運休」がトップ10入りした。受賞者は鉄道各社ではなく、国土交通省。

 表彰式で水嶋智鉄道局長は「自然災害に対応して混乱を回避するために計画運休を進めて参りました。流行語大賞にお選び頂きましたことで国民の皆様がより理解を深めて頂けるなら。まだまだ不十分な面もあります。さらに努力を続けて参ります」と述べた。

 今年秋は、観測史上最大級の台風に相次いで襲われ、各地で河川の氾濫や土砂崩れなどによる甚大な被害に見舞われた。こうした中、気象庁は「命を守る行動を」と呼びかけ、鉄道各社は「計画運休」を実施。もともとは2014年10月にJR西日本が始め、鉄道各社が定める規定値を事前予測値が上回った場合、全面運休することをいう。

 一方、令和最初の年間大賞は「ONE TEAM」で、ラグビー日本代表チームに授与。

 日米の野球史に数々の記録を残したイチロー氏(46=現マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)が、3月21日の引退会見で述べた「後悔などあろうはずがありません」が選考委員特別賞に選ばれた。

 トップテンには、「#KuToo」「軽減税率」「スマイリングシンデレラ/しぶこ」「タピる」「○○ペイ」「免許返納」「闇営業」「令和」も入選した。50音順で、順位はつけていない。

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2019年12月2日のニュース