「令和」新語・流行語大賞トップ10入り 「令和婚」も話題に

[ 2019年12月2日 17:39 ]

<2019ユーキャン新語・流行語大賞>「令和」でトップ10入りを果たし、あいさつする御田良知・坂本八幡宮宮司(撮影・吉田 剛)
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 年末恒例の「2019ユーキャン新語・流行語大賞」(現代用語の基礎知識選)の発表・表彰式が2日、都内で行われ、トップテンに「令和」が入った。

 ゆかりの地の坂本八幡宮(福岡県太宰府市)から宮司の御田(みた)良知さんが受賞。「私がなぜここにいるのか分からないような受賞」と照れながら、改元で「日本人が日本を見直し、改めて素晴らしいと思った1年でした」と述べた。

 天皇退位に伴う改元は憲政史上初めて。令和は645年の「大化」から数えて248番目の元号。

 これまでの元号は中国古典、漢籍に由来したが、令和は「万葉集」の「梅の花の歌三十二首并せて序」が典拠。「序」は、太宰府の長官だった大伴旅人の邸宅の梅園に山上憶良ら32人が招かれて歌を詠んだ際に、自然の美を称えて書かれたものとされる。

 4月1日の新元号発表以降は、ゆかりの地として坂本八幡宮の注目度が急増。5月1日の改元後の1カ月は、全国の婚姻件数が前年同月のほぼ2倍となる1万3128件に上り、「令和婚」が話題になった。

 令和最初の年間大賞は「ONE TEAM」で、ラグビー日本代表チームに授与。

 日米の野球史に数々の記録を残したイチロー氏(46=現マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)が、3月21日の引退会見で述べた「後悔などあろうはずがありません」が選考委員特別賞に選ばれた。

 トップテンには、「計画運休」「軽減税率」「スマイリングシンデレラ/しぶこ」「タピる」「#KuToo」「○○ペイ」「免許返納」「闇営業」も入選した。50音順で、順位はつけていない。

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