沢尻エリカ容疑者 10年前に海外で大麻…離婚騒動などで“疑惑”うやむやに

[ 2019年11月23日 06:30 ]

薬物使用疑惑の声が広まっていた10年当時の沢尻エリカ容疑者
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 【エリカ 転落の真相 7】合成麻薬MDMAの所持容疑で逮捕された女優沢尻エリカ容疑者(33)の転落の根源は10年前の大麻使用疑惑にあった。芸能関係者は「あの疑惑がうやむやになったことが今回の事件につながった」と指摘している。

 「10年以上前から大麻やMDMA、LSD、コカインをやっていました」と供述している沢尻容疑者。大麻吸引の噂が広まったのは09年だった。

 同10月には大作映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」の出演を辞退するなど、仕事への影響はあったものの「強い社会的制裁や厳罰を受けなかったことが、違法薬物への甘えを生んでしまった」(知人)。逮捕も芸能界追放もないまま、クリエーターの男性との離婚騒動などが連日報じられたことで疑惑自体もうやむやになった。

 クラブイベントの仕掛け人である女性やクラブDJら“夜の世界”の友人である「夜友(よるとも)」との関係も、当時から続いてきたものだ。仕事に対して真面目で人見知りな顔と、薬物と酒の力を借りて派手に遊ぶ2つの顔を持つ沢尻容疑者。関係者は「真面目すぎて臆病な実像のエリカを理解していたのは最近では恋人と母親ぐらい。その半面、パリピなエリカを囲む友達ばかりが増えていた」と語る。友人が“夜の世界”に偏ったことで、より違法薬物に接しやすい環境がつくられてしまったようだ。

 スポニチ本紙の取材では、沢尻容疑者が初めて使った違法薬物は大麻。当時は20代前半で「違法薬物は使うのが若ければ若いほど脳が破壊され、依存性や親和性が増す」(専門家)。MDMAとLSDはクラブで騒ぐ快感を増すための「クラブドラッグ」の代表格。捜査関係者は「クラブ仲間と一緒に断続的に使ってきたのではないか」とみて、入手ルートの解明を進めている。

 沢尻容疑者は、初めて大麻を使ったのが「合法化されている国」だと知人に明かしていた。徐々にハマっていく中で特に快感を覚えたのが、夜通し大音量のダンスミュージックに合わせて踊る「レイブパーティー」の場で使用することだった。

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