藤井七段、初のタイトル挑戦ならず「最後間違えてしまった」王将戦挑戦者決定リーグ

[ 2019年11月19日 19:57 ]

<王将戦挑戦者決定L 最終戦>広瀬竜王( 右手前)に敗れた藤井七段は悔しげな表情を浮かべる (撮影・西川祐介)
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 将棋の第69期大阪王将杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)は19日、東京・将棋会館で挑戦者決定リーグ最終一斉対局を行い、藤井聡太七段(17)は126手で広瀬章人竜王(32)に敗れ、4勝2敗で2位となり、初のタイトル挑戦とはならなかった。

 藤井が勝てば第1局を17歳5カ月で迎えることになり、屋敷伸之九段(47)が持つタイトル挑戦最年少記録(17歳10カ月=1989年棋聖戦)を更新することになっていたが、かなわなかった。

 あと一歩及ばなかった藤井七段は「(終盤は)局面を複雑にして難しくした。でも最後は間違えてしまったと思います」。藤井は悔しさをかみ殺しながら語った。

 初の王将リーグを4勝2敗で終えた藤井は、リーグ残留。来期は予選シードで挑戦者決定リーグから挑戦権を争う。

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