藤井七段の師匠、杉本八段「ついにここまで来たか」

[ 2019年11月15日 05:30 ]

第69期大阪王将杯王将戦の挑戦者決定リーグで、前王将の久保利明九段に勝利し、感想戦で対局を振り返る藤井聡太七段
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 将棋の最年少棋士・藤井聡太七段(17)が14日、大阪市の関西将棋会館で指された第69期大阪王将杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)の挑戦者決定リーグ戦で久保利明九段(44)を157手で破り、初の8大タイトル挑戦に王手をかけた。19日の最終対局で、4勝1敗の暫定トップで並ぶ広瀬章人竜王(32)との直接対局に勝てば、屋敷伸之九段(47)が持つ挑戦者の最年少記録(17歳10カ月)を更新する。

 藤井七段の師匠、杉本昌隆八段は初のタイトル挑戦に王手をかけたことに「ついにここまで来たか」と喜んだ。

 この日はネット中継で対局を見守り「序盤から藤井七段の将棋のうまさが光った」と評価。久保九段との対戦成績はこれまで1勝3敗と負け越していたが「(この日の勝利で)悪い流れを払しょくできたのではないか」と語った。藤井七段と近々会う予定。掛ける言葉は「体調管理に気をつけて」ぐらいで「今の充実ぶりなら心配することは何もない」と太鼓判を押した。

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