仲邑菫初段 本因坊戦予選B進出!男性棋士に負けなし6連勝

[ 2019年11月14日 18:47 ]

本因坊戦・予選C3回戦で勝った仲邑菫初段
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 囲碁の最年少プロ、仲邑菫初段(10)は14日、大阪市の日本棋院関西総本部で打たれた「第76期本因坊戦」の予選Cで宇谷俊太二段(27)と対戦し、250手で白番中押し勝ちし、予選B進出を決めた。次戦予選B(日程は未定)で羽根泰正九段(75)と対戦する。仲邑初段の公式戦通算成績は12勝5敗。国内男性棋士とは公式戦で負けなしの6連勝となった。

 対局は持ち時間各3時間で打たれ、序盤は仲邑初段の攻めに宇谷二段が応じず、オーソドックスな戦い。中盤過ぎにはコウ争いで宇谷二段が優勢に進めたが、160手目を超えた辺りから形成は仲邑初段に傾き、一気に逆転。「ずっといい勝負だと思ってた。コウ争いでは悪いかと思ってた」と仲邑初段。これまで研究会などで仲邑初段と3度対戦したことのある宇谷二段は「5月にやった時に比べて別人のように強くなってますね。驚いてます」と脱帽した。

 仲邑初段は第59期十段戦予選C(9月16日)で古田直義四段(51)を破り、第76期本因坊戦(10月3日)では山本賢太郎五段(39)を、十段戦(同17日)で山田至宝七段(51)、本因坊戦(同24日)で高林正宏七段(56)、第45期棋聖戦予選(同31日)に高木淳平二段(26)を破るなど国内公式戦では宇谷二段を含めて男性棋士に6戦全勝と負けなし。予選Bの次戦では元王座の大ベテラン・羽根泰正九段と対戦。「勝てるよう、頑張ります」と仲邑初段は笑顔を見せた。

 次戦は棋聖戦予選FT2回戦で馬場滋九段(71)と戦う。

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2019年11月14日のニュース