EXILE・HIRO 五輪聖火引き継ぎ式“監督”に「光栄」キッズ150人ダンスショー手掛ける

[ 2019年11月12日 05:30 ]

東京五輪聖火引き継ぎ式の発表会であいさつするEXILEの HIRO(撮影・久冨木 修) 
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 EXILEのHIRO(50)が11日、都内で行われた東京五輪の聖火採火式・引き継ぎ式の概要発表会に出席した。

 来年3月19日にギリシャ・アテネで開かれる引き継ぎ式で、日本側の文化パフォーマンスの監督を務めることが8日に発表されたばかり。やや緊張した面持ちで登壇し「とても光栄。日本のエンタメを世界に広げるため、精いっぱい頑張ります」と意気込んだ。

 式典はアテネのパナシナイコ・スタジアムで開催され、一般公開される。ギリシャ側に続いて、日本側が約10分間のパフォーマンスを披露。この監督を務めるのがHIROで、キッズ約150人によるダンスショーを手掛けることを明かした。

 「日本の伝統と新しい文化をダンスを通じて表現したい。日本の子供のダンス人口は600万人。世界でもトップクラスの高いスキルを持っていることをアピールしたい」

 自身らが03年に立ち上げたダンススクール「EXPGスタジオ」は今や、全国12校で6000人の子供を預かり、海外でも3校を展開している。日本のレベルの高さを肌で感じているからこそ発案できた企画だ。

 先月1日に会場を視察した。「神々しいエネルギーを感じる野外スタジアムだった」と感想。普段プロデュースしているライブは、屋内会場で照明を駆使した演出が多いだけに「シンプルに肉体で表現するパフォーマンスがいいと直感した」。2010年に開催したEXILEのスタジアムツアーの経験を生かすという。

 15年に組織委の文化・教育委員会の委員に就任しており、今回さらに大役を任された格好。「聖火ランナーもやってみたいか?」という質問には「もちろん。楽しみに待っています」と笑顔で返し、東京五輪に深く深く関わっていく意欲がうかがえた。

 ▽パナシナイコ・スタジアム 1896年に近代五輪が初めて開かれたアテネの競技場。04年のアテネ五輪では男女マラソンのゴール地点とアーチェリーの会場に使われた。トラックの直線が長く、コーナーはヘアピンカーブという細長い形状が特徴。スタンドは大理石造り。収容人数は約5万人。 

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