山口真帆との“私的交流”証拠、被告男性主張…新たな裁判資料、新潟地裁開示

[ 2019年11月6日 06:55 ]

NGT48時代の山口真帆
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 NGT48の元メンバー山口真帆(24)に対する暴行事件を巡り、運営会社AKSが暴行容疑で逮捕(不起訴)された男性ファン2人に損害賠償を求めた裁判で、新たな裁判資料が5日、新潟地裁で開示された。被告男性側は山口から自宅住所や携帯番号を教えてもらい、同じマンション内で私的交流を続けたとする詳細な内容を陳述書で明かした。互いの部屋番号を2人で示すツーショット写真も私的交流の証拠として裁判所に提出されている。

 今回開示された資料は先月28日の弁論準備手続きまでに追加提出された書面。

 被告側は陳述書で、山口と「つながり」と呼ばれる私的交流があったと主張。きっかけは3年前の握手会で「プレゼントを贈りたいから住所を教えてほしい」と尋ねたところ「いいよ」と言って自宅住所とマンションの部屋番号303を教えてもらい、その後「使用している携帯電話の番号も教わりました」としている。

 住所を知ってからは「衣類やアクセサリー等のプレゼント」を郵送するようになり、翌2017年4月には同じマンションの602号を借りたことを山口に伝えたと主張。それからはSNSで連絡を取りながらマンションの「共用廊下やロビー等で待ち合わせをしてプレゼントを手渡した」としている。

 書面では「つながり」の定義について「ファンがメンバーから電話番号やメールアドレスを教わって私的に連絡を取ったり、運営側を通さずに直接プレゼントを贈ったりするなどの私的な交流を持つという意味」と説明。互いの部屋番号を2人で示しているツーショット写真については、同じマンションに住んだ直後の17年4月のイベント「写メ会」で、山口と「どんなポーズにしようか」という話になり、2人の部屋番号を指でつくることになったとしている。

 元々、NGTの他メンバーに“つながり疑惑”があると糾弾してきたのは山口。この写真について本紙が報じた際も、自身のSNSで「イベント写真会はリクエストされたポーズをします。それをカメラ目線でやるので相手が何のポーズをしているかもほぼ分かりません」と潔白を主張。指ポーズについても「意味不明なポーズたくさん頼まれました。3はにゃーにゃーポーズリクエスト、6は“パーやって真ん中指さして”リクエストで意味分かんなくて何のポーズか聞いたら、いいからいいからと言われて時間内にどんどん撮らされたのを覚えてます」と、写真は私的交流を示す証拠にはならないとしている。

 被告男性の陳述書は全部デタラメなのか。書面の中で男性は事件時の山口の様子について「携帯を首から下げていて、通報する気があるなら通報できる状況でした」とも述べている。いまだ多くの疑問が残る事件。次回の弁論準備手続きは25日に行われる。

 ≪事件直後の会話、AKS側提出≫山口が事件直後、暴行したとされる被告男性らと公園で話し合いをした際の録音文字起こしが原告のAKS側から提出されていた。これに対する被告男性の陳述書もあり、事件直後のマンション内では山口と“つながり”があった前提の話ができていたが、公園に運営側スタッフらが到着してからは「本当のことを言えず訳の分からないことを言わざるを得ませんでした。つながっていることをAKSのスタッフの前で話してしまえば山口真帆がNGT48のルールを破ったとして不利益な処分を受けてしまうからです」と説明している。

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2019年11月6日のニュース