堀ちえみ 笑顔でファンの前に登場 文章でメッセージ「病気で得たものも沢山あった」

[ 2019年10月20日 17:01 ]

「Stage For~舌がん『ステージ4』から希望のステージへ」発売記念サイン会に登壇した堀ちえみ
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 今年2月に舌がんの手術を受けたタレントの堀ちえみ(52)が20日、都内の書店で著書「Stage For~舌がん『ステージ4』から希望のステージへ」(扶桑社、21日発売)の発売記念サイン会を開催。2月の舌がん公表から約8カ月ぶりにファンの前に立った。

 堀は現在、舌の治療・リハビリ中ということで、この日はトークは一切なし。それでも、笑顔を振りまき、元気な姿な見せた。集まったファンとは声は出せないものの、握手とサインで交流。手紙などを持参するファンも見られ、久しぶりの堀との再会に、涙を流すファンもいた。

 報道陣には堀からの直筆の手紙が配布され、そこには「本当は 私の口からご挨拶を申し上げるべきなのですが、文章によるメッセージになることを、お許しください」という謝罪の言葉も。「6割以上の舌を切除し、そこに太腿の一部を移植した為、まだ言語がおぼつかいない状況」との説明もあり、「この病気をして失ったものは沢山ありました。でも実際には、得たものも沢山あったのではないかと…そんな気持ちでいます」と思いがつづられていた。

 舌がんの発覚から数々の苦悩、困難、治療を経て、表舞台に立てるようになるまでをつづったエッセー。同書について、自身のブログで「今までの気持ちを、声でまだ伝えられないから、一生懸命文字で綴りました」と記していた堀。東京の他、名古屋と大阪でもサイン会を開く。

 配布された直筆メッセージは以下の通り。

皆様、こんにちは。堀ちえみです。

本日は私の「Stage For~」出版記念サイン会にお越しいただき、有難うございます。

本当は 私の口からご挨拶を申し上げるべきなのですが、文章によるメッセージになることを、お許しください。

今年の1月に、舌がんが見つかり、2月に手術を受けました。首のリンパ節にも転移があり、10時間以上の手術は想像を絶するほどの大きな手術でした。

主治医の先生方を始めとする、医療スタッフの皆様のおかげで、こうやって皆様の前に立つ事が出来ております。

6割以上の舌を切除し、そこに太腿の一部を移植した為、まだ言語がおぼつかいない状況です。

この病気をして失ったものは沢山ありました。でも実際には、得たものも沢山あったのではないかと…そんな気持ちでいます。

沢山の皆様に、まだ言葉で伝えられない分一生懸命文字で綴りました。

病気を通して、私が感じた事、ブログにも書けなかった事を、全て正直に文字にしました。

大勢の皆様が、手に取って下さると嬉しいです。
どうぞ宜しくお願い致します。
今後もリハビリを頑張り、一日も早く復帰出来ればと思っております。

ありがとうございました。

堀ちえみ

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