「キャプ翼」高橋陽一氏がブラインドサッカー漫画「必殺技もお楽しみに」

[ 2019年10月16日 20:35 ]

集英社の新刊企画発表会で「ブラサカブラボー!!」を発表した高橋陽一氏
Photo By スポニチ

 人気サッカー漫画「キャプテン翼」の高橋陽一氏(59)が16日、都内で行われた集英社の新刊企画発表会で、視覚障害者による5人制のブラインドサッカーを描いた漫画「ブラサカブラボー!!」について語った。

 パラスポーツをテーマとしたムック本「パラリンピックジャンプ」で昨年から連載中。「以前から興味があったスポーツ」といい、2015年に東京で行われたアジア選手権で初観戦。プレーのイメージをつかむため「目をつむって町を歩くなどした」といい、アイデアを練ってきた。

 漫画で描く難しさについて「選手は音を頼りにプレーするので、音が大事。だから歓声などで盛り上がりを表現できない。アイマスクをつけているから、表情も描きにくい」と苦笑い。

 「キャプテン翼」とは勝手が違うようで「(選手は)目が見えないから、アクロバティックな技は描けないです」と言いつつも「必殺技?考えていますよ」とニヤリ。ブラインドサッカーの特性を生かしたファンタジックなプレーを温めているそうで「漫画ですからね。インパクトも大事。“目が見えなくてもやってやるぞ!”というキャラクターがいますが、自然に生まれました」と笑顔で話した。

 「選手たちが前向きに活躍する姿を描きたい。パラリンピックが盛り上がればいいなと思っています」と作品に込めた思いを強調した。
 東京五輪・パラリンピックが開催される来年8月に単行本1巻を発売。

続きを表示

2019年10月16日のニュース