フジ、独放送局と初の連ドラ共同制作!サッカー題材「THE WINDOW」全世界配給、日本人女優も参加

[ 2019年10月16日 16:30 ]

フジテレビとドイツの放送局が共同出資、制作する連続ドラマ「THE WINDOW」の主人公を演じるサミュエル・ジョーダン(C)フジテレビ
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 フジテレビがヨーロッパ最大の公共放送ドイツZDF社の子会社ZDFエンタープライズ社(ZDFE)と共同出資し、連続ドラマを制作する。サッカー、イングランド・プレミアリーグを題材にした「THE WINDOW」(全10話、各45分)で、フジとZDFEが全世界に配給予定。今月下旬にイギリスでクランクインし、ベルギーやマルタなどでもロケを行う。日本と欧州の放送局が連続ドラマ制作でタッグを組むのは初。新しい試みが注目される。

 フジの大多亮常務取締役は「ある会社の調査によると、1年間に世界中で1万を超える連続ドラマが発表されているそうです。私たちにとっての本質的な問いは、この1万の中に埋もれることなく、どうやったら人の心を打ち、そして感動や喜びを提供できる新たな物語を作り上げられるのか、という点にあります。私たちなりの解決法が、ドイツのZDFEとの大型ドラマの共同製作でした。3年前にカンヌの地で生み出されたアイディアが形となり、いよいよイギリスで撮影が始まります。この前例のない新たな挑戦を、心から誇りに思っています」とコメントした。

 日本人女優の参加も決まっている。

 イギリスを代表する脚本家ジェームス・ペイン氏が執筆した完全オリジナルストーリー。物語はシーズンの閉幕と共に始まる。勝者は栄誉を与えられ、敗者は格下げになるこの時期に、移籍市場“ウィンドウ”がオープン。17歳の天才サッカー選手ジョーダン・バーデットの緊迫した10週間が描かれる。サッカーの神童ながら謙虚なジョーダンは、いつの間にかヨーロッパ中の一流クラブが獲得したがる存在になっていた。そんなジョーダンのプロ契約主導権を争う大人たち、そこに複雑に絡み合う巨大犯罪の陰謀。そして数十億ユーロ規模という放映権をめぐる投資家と試合運営団体との息詰まる攻防が展開される。

 主人公ジョーダン・バーデットは注目の若手俳優サミュエル・ジョーダン(22)が演じる。

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2019年10月16日のニュース