和田誠さん死去 77年からイラストを表紙の週刊文春「感謝」

[ 2019年10月12日 05:30 ]

和田誠さんの公式サイトから
Photo By 提供写真

 人気作家の本の装丁やポスター、週刊誌の表紙などさまざまなジャンルで活躍したイラストレーターの和田誠(わだ・まこと)さんが7日午後6時57分、肺炎のため都内の病院で死去した。83歳。大阪市出身。葬儀・告別式は近親者で行った。後日、お別れの会が開かれる予定。イラストレーターという職業を定着させ、先駆者として一線で活躍を続けた。

 1977年5月12日号から和田さんのイラストを表紙にしてきた週刊文春(文芸春秋社)は「表紙に最低限の文字しかないのは、ひとえに、和田さんの絵の魅力あってのこと。(中略)42年の長きにわたり、共に歩んでいただきましたことに、感謝申し上げます」とのコメントを文書で発表。和田さんの表紙は2000回到達を機に、2017年7月27日号から過去の傑作選によるアンコール企画を実施し、現在も継続中。編集部は「今後も続けていきたい」とした。

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