吉永小百合 天海祐希とサプライズ登壇 次の興味は「空手」

[ 2019年10月8日 18:36 ]

「最高の人生の見つけ方」舞台挨拶で応募当選者と記念撮影する(中央左から)吉永小百合・天海祐希 (撮影・西川祐介)
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 女優の吉永小百合(74)と天海祐希(52)が8日夜、都内で行われた主演映画「最高の人生の見つけ方」(犬童一心監督、11日公開)の試写会にサプライズで登壇した。

 この日は「大切な誰かを誘って一緒に参加する」を条件にペアで観覧者を招待。事前告知はなく、映画上映後にツーショットで登場すると歓声がわき、涙をこぼすファンの姿も。

 吉永は「天海さんと世界中を回ってきました。みなさんのご感想も聞けてドキドキしています」とあいさつ。「吉永小百合さんと、こんな幸せなことはありません」と笑顔の天海に対し、「さぁ、今日はどんなコントをしましょうか」と話しかけて笑いを誘った。

 互いの第一印象について、吉永が「めちゃめちゃ綺麗な方だなと」と持ち上げると、天海も「みなさんと同じで、あ~吉永小百合さんだって思いました。持っていらっしゃる包み込むオーラとは別に、とても近しい感じで接してくださって、こんな女神のような方がいるんだと思いました」と応じた。

 これからやりたいことについて、観客から問われた吉永は「やりたいことがありすぎて問題があるですけど。いろんなスポーツを知りたいなと思って。来年はオリンピックがありますし」と答え、特に「空手が」と強調。「カッコいいなと思ったんで、ちょっとやってみたいな」と話した。

 天海は「私ね、今の人生が日々本当にありがたというか、すごく幸せなことばかりなので、これ以上望んだらいけないんじゃないかな。そういう感じです」と回答。直接話せて泣きじゃくるファンに「私を応援してくれる気持ちと同じくらい自分を応援してくださいね。だから、もう泣かないで」と言葉をかけた。

 観客から「大切な人に、してあげたいこと」のリクエストを募り、抽選で「感謝の気持ちを伝える手紙を、父の大好きな吉永小百合さんに読んでもらいたくて」という娘の気持ちに応えた。夫婦の絆、親子の愛が伝わってくる文面に、朗読した吉永も「ちょうど30年前に他界した父を思い出しました。もしも、この映画が父に見てもらえたら、どんなに良かったかなとセンチメンタルになってしまった」としんみり。

 天海も「(この映画を)見終わった後の、みなさまのお顔を見て、とても幸せな気持ちになりました。大切な人には『ありがとう』という言葉を伝えてくださいね。大事なことですけど。私も映画の中ですけど最後の時間を小百合さんと過ごして、こんな素敵な関係のお友達がいたらと思って演じていました」と最後は涙声になった。

 映画は、ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンの二大アカデミー俳優を主演に、余命6カ月の2人が亡くなる前にやっておきたい「棺おけリスト」を携えて生涯最後の冒険旅行に出る米映画が原案。人生を家庭に捧げてきた「大まじめ主婦」を吉永が、人生のすべては仕事だった「大金持ちの社長」を天海が演じる。

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