ケンコバ ゴリマッチョの「時代来る」 ラグビー日本代表のサモア戦勝利祝福

[ 2019年10月6日 05:30 ]

ラグビーW杯1リーグA組   日本38―19サモア ( 2019年10月5日    豊田ス )

学生時代の意PRだったケンドーコバヤシが本紙記者にこん身の体当たりを見せる(撮影・大塚 徹)        
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 ラグビーW杯で日本代表が5日、サモアを下し、初のベスト8に王手をかけたことで芸能界のラグビーファンから祝福の声が上がった。高校時代にラグビー部で主将を務めたお笑い芸人のケンドーコバヤシ(47)は屈強なサモアフォワードに一歩も引かず立ち向かった日本フォワード陣を絶賛。「日本のモテ男の概念を変える」と賛辞を贈った。

 仕事を終え、都内でテレビ観戦したケンコバは「パワー勝負でも劣らないことを証明した」と喜んだ。

 出場国中でも屈指のフィジカルを誇るサモアを、臆せず止めにいった日本のフォワードたちを「セクシー」と表現。「彼らが体を張ってこそ、松島選手たちのトライがある。あれだけ男性ホルモンがほとばしったら、多くの女性が下着を濡らしているに違いない」と、ケンコバらしく“ちょいエロ”な表現で称えた。

 自身も大阪・初芝富田林高でフォワードとしてプレー。しかも常に最前線で相手フォワードとぶつかり合うプロップだった。「1列目というのは、トライのチャンスもほぼない報われない職場。その苦しさは経験した人しか分からない」としみじみ。

 特に強豪ひしめくW杯では「80分間ずっと交通事故に遭い続けているようなもの」と過酷さを表現。その中でサモア戦のみならずアイルランド戦でも奮闘した同じプロップの稲垣啓太が金星に涙する様子を見て「自分も感極まった」と話す。

 「これだけW杯が盛り上がれば、フォワードのような男性ホルモン過多の、縁の下の力持ちが女性に憧れられるようになるのでは」。高校時代は、キックオフ直後にタックルを仕掛け「そのまま失神しながら試合を続けて、打ち上げのカラオケ屋で気がついた」ことも。それでも「女の子はみんな、花形のNo・8やバックスしか見ないんですよ」と、日陰の青春を過ごしたと振り返る。

 「でも、今回のフォワード陣は凄い。実際、僕の知り合いで、男らしいフォワードを見て生理不順が治った人もいる」と“モテ度”の高さをアピールした。

 代表のさらなる進撃で「ラグビー自体が最もモテる競技に躍り出る可能性すらある」と主張。「日本女性には少女漫画や宝塚、ジャニーズのような男像がもてはやされてきたけど、ベスト8に進めば男くさすぎる男たちの時代が来る。フォワードのパワーで、ラグビー史だけでなく、日本を変えてほしい」と、13日の大一番スコットランド戦へ期待を込めた。

 ◆ケンドーコバヤシ 1972年(昭47)7月4日生まれ、大阪府出身の47歳。92年に11期生としてNSC大阪校に入学。同期の村越周司(46)と「モストデンジャラスコンビ」を組んでいたが00年に解散。以降はピン芸人として、エロやマニアックな題材を巧みに笑いに変える話術で活躍。趣味は格闘技観戦。1メートル72。血液型O。

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