中尾ミエ、28年ぶり“古巣”復帰 城田優との共演で現役に自信「まだいける」

[ 2019年9月18日 04:00 ]

古巣復帰が決まった中尾ミエと、そのきっかけとなった城田優
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 歌手で女優の中尾ミエ(73)が18日、大手芸能プロダクション「ワタナベエンターテインメント」に移籍する。

 同社は、中尾がデビューから30年間所属した「渡辺プロダクション」からマネジメント部門が分離して00年に設立。古希を過ぎても現役であり続けようと「私もまだいける!と思い、古巣に戻ってまいりました」と意欲を示した。

 古巣復帰のきっかけとなったのは6、7月に上演されたミュージカル「ピピン」。ワタナベエンタ所属の俳優城田優(33)が演じる主人公の祖母役で出演。空中ブランコに乗ってアクロバットを決めるなど、年齢を感じさせない熱演が絶賛され、現役でいることに自信を持った。同社はミュージカルや舞台の製作や企画を行っているため、中尾が描くビジョンを実現させようと手厚く迎え入れる。

 中尾は1961年、15歳で渡辺プロからデビューした。同僚の園まり(75)、伊東ゆかり(72)と「スパーク3人娘」を結成。日本テレビ「シャボン玉ホリデー」(61~72年、76~77年)などに出演し人気を博した。ソロでも62年、米国のポップスをカバーした「可愛いいベビー」がミリオンヒットした。

 渡辺プロ退社後は、個人事務所に籍を置いて活動。今年で芸歴59年目を迎え「渡辺プロダクションからデビューして30年。独立し、武者修行を経て約30年。社会人として還暦を迎える今、『ピピン』で優くんと共演でき、私もまだいける!と思いました」と意気込んでいる。

 ◆中尾 ミエ(なかお・みえ)1946年(昭21)6月6日生まれ、福岡県出身の73歳。「可愛いいベビー」の大ヒットで62年、NHK紅白歌合戦に初出場。69年まで8年連続で出場。17年のテレビ朝日ドラマ「トットちゃん!」などに出演。TOKYO MX「5時に夢中!」の金曜日コメンテーターとして出演中。

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