「なつぞら」なつの母親は「ええにょぼ」の戸田菜穂「不思議な気持ち」歴代朝ドラヒロイン15人

[ 2019年9月17日 08:15 ]

連続テレビ小説「なつぞら」第146話。ヒロイン・なつの母親役を演じた戸田菜穂(C)NHK
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 1993年前期のNHK連続テレビ小説第49作「ええにょぼ」のヒロインを務めた女優の戸田菜穂(45)が17日放送の朝ドラ100作目「なつぞら」(月~土曜前8・00)第146話に出演。空襲で亡くなった主人公・奥原なつ(広瀬すず)の母親役で、なつの記憶がよみがえるシーンに登場した。なつの母親の姿が現れるのは初。戸田は「いち視聴者として『なつぞら』を見ていたので、今回の出演のお話を頂いた時は『私がなっちゃんの本当のお母さんなんだ!』と不思議な気持ちになりました」と心境を明かした。節目の100作目とあり、「なつぞら」には歴代朝ドラヒロインが次々に起用されて大きな話題を呼んでいるが、今回ついに15人となった。

 放送前に出演が発表された松嶋菜々子(45)は96年前期第54作「ひまわり」、小林綾子(47)は83年4月から1年間放送された第31作「おしん」、山口智子(54)は88年後期第41作「純ちゃんの応援歌」、比嘉愛未(33)は2007年前期第76作「どんど晴れ」、貫地谷しほり(33)は07年後期第77作「ちりとてちん」のヒロイン。

 4月2日に放送された「なつぞら」第2話に61年の朝ドラ第1作「娘と私」のヒロイン・北林早苗(75)、4月5日に放送された第5話に96年後期第55作「ふたりっ子」のヒロイン・岩崎ひろみ(42)、7月5日に放送された第83話に81年後期第28作「本日も晴天なり」のヒロイン・原日出子(59)、8月8日に放送された第112話に08年後期第79作「だんだん」のヒロイン・三倉茉奈(33)、8月10日に放送された第114話に74年4月から1年間放送された第14作「鳩子の海」のヒロイン・藤田三保子(66)、8月21日に放送された第123話に04年前期第70作「天花」のヒロイン・藤澤恵麻(36)と「おしん」のヒロイン・田中裕子(64)が登場。

 9月13日放送に放送された第143話に18年後期第99作「まんぷく」のヒロイン・安藤サクラ(33)が声の出演。今週第25週(16~21日)には76年前期第17作「雲のじゅうたん」のヒロイン・浅茅陽子(68)の出演が予告で分かっており、朝ドラヒロイン経験者が15人集結することになる。

 戸田がヒロインを務めた「ええにょぼ」は新婚早々、実家の京都・伊根町に近い舞鶴の病院に赴任した新人女医・悠希が別居婚などの試練にもまれながら、医師として人間として「ええにょぼ」(内面外面の美しさを備えた美人)に成長していく姿を描いた。

 「なつぞら」は広瀬がヒロインを務め、大河ドラマ「風林火山」などで知られる脚本家の大森寿美男氏(51)が03年後期「てるてる家族」に続く朝ドラ2作目を手掛けるオリジナル作品。戦争で両親を亡くし、北海道・十勝の酪農家に引き取られた少女・奥原なつが、高校卒業後に上京してアニメーターとして瑞々しい感性を発揮していく姿を描く。

 今回、戸田が演じたのは、なつの母親。1974年(昭49)、なつは生き別れた妹・千遥(清原果耶)と28年ぶりに再会。千遥が働く神楽坂の料理屋「杉の子」に兄・咲太郎(岡田将生)らと、お客として足を運ぶ。千遥が作る料理は進み、最後に咲太郎が料理人だった父(内村光良)の思い出の味、天丼を注文。みんなで食べていると「お母さんだよ。空襲で死んだお母さんが、いつも作ってくれていたんだよ、天丼は。お父さんが揚げた天ぷらを、いつも横で働いていたお母さんが、だしを取ってタレを作って。思い出した」と、なつの記憶がよみがえり、両親が登場した。

 なつの記憶のシーンのため、戸田は「劇中では、なつたちに会うことは叶いませんでしたが、撮影の合間に広瀬さんや清原さんたちが会いに来てくれて、うれしかったです!」と喜び。「それぞれの人生を生きてきた3人と家族みんなで仲良く暮らしていた頃の温かい雰囲気が出ればと撮影に臨みました」と振り返った。

 「私がヒロインを務めた『ええにょぼ』は大阪局制作だったので、今でも大阪局に行くたび『ただいま!』という気持ちになるのですが、きっと広瀬さんにとっては、東京のスタジオがふるさとのような存在になるのだろうと思います。これからも連続テレビ小説は見てくださる方にとって『私も頑張ろう!』と思える朝日のような存在であり続けてほしいです!」と朝ドラへの願いを込めた。

 歴代朝ドラヒロインの続々出演について、制作統括の磯智明チーフプロデューサーは「これはもう、ここまで続いた99作へのリスペクトです。素晴らしい作品を作ってきた先輩たちに対する尊敬の念と同時に、100作目まで続いたのは視聴者の皆さんがいらっしゃったからこそ。視聴者の皆さんへのカーテンコール(演劇などで終演後に出演者らがステージ上に現れ、あいさつ。観客の拍手や声援に応えること)という思いもあります」と説明。

 「『あの作品の時は、こういう生活をしていた』というように、“朝ドラ”は視聴者の皆さんの思い出とつながっている部分もあると思います。歴代ヒロインの方々を今、ご覧になれば新鮮に映るところもあるだろうし、今回の100作目を機に“朝ドラ”をより好きになっていただくきっかけとなればと思います」と期待している。

 残り2週間となった「なつぞら」だが、まだ歴代朝ドラヒロインの出演があるのか、注目される。

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