折田翔吾アマ プロ編入試験の受験資格満たす「受けさせていただきたい」

[ 2019年8月30日 13:14 ]

将棋の元奨励会員でプロ棋士編入試験の受験資格を獲得、受験の意向を表明した折田翔吾アマ(本人提供)
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 将棋の元奨励会員でアマチュアの折田翔吾さん(29)が30日、公式戦の対局で勝利を収め、直近の成績を10勝2敗としてプロ棋士編入試験の受験資格を満たした。折田さんは対局後「受けさせていただきたいと思います」と話し、編入試験に挑戦する意向を表明した。

 アマ大会優勝などで出場資格が得られるプロ公式戦で直近の成績が10勝以上、かつ勝率6割5分以上という受験資格を満たした。試験では新入段棋士5人と対戦し、3勝を挙げれば合格する。現制度でプロ編入試験を受験すれば、2014年に合格した今泉健司四段(46)に次いで2人目になる。

 折田さんは中学3年時の2004年に奨励会に入会し、11年4月にプロ入りを争う三段リーグに参加。5年間で10期を戦ったもののプロ入りを果たせず、16年3月に年齢制限で退会となった。その後は将棋講師としてアマチュアにネットで将棋指導を行ったり、インターネットに動画を投稿する“将棋ユーチューバー”として活動。アマチュア大会の成績で出場資格を得た一般棋戦の銀河戦では昨年から今年にかけてプロ相手に7連勝を挙げ、16人による決勝トーナメントへの進出を果たした。

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2019年8月30日のニュース