グラフィックデザイナーの勝井三雄さんが死去 文部科学省のシンボルマークなど手掛ける

[ 2019年8月19日 22:50 ]

死去した勝井三雄さん
Photo By 共同

 国立民族学博物館や文部科学省のシンボルマークなどを手掛けたことで知られるグラフィックデザイナーの勝井三雄(かつい・みつお)さんが12日、膵がんのため自宅で死去した。87歳。東京都出身。葬儀・告別式は近親者で行った。後日、お別れの会を開く。

 東京教育大(現筑波大)を卒業、会社員を経て、1961年に独立。64年の東京五輪でデザインマニュアルの制作に参加した。大阪万博や沖縄海洋博、つくば科学博などの博覧会にも関わり、花の万博(90年)ではシンボルマークなどを手掛けた。

 日本グラフィックデザイナー協会会長などを歴任。芸術選奨文部大臣賞や紫綬褒章などを受けた。

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2019年8月19日のニュース