新藤作品の秘話語る…吉行和子、モスクワ映画祭作品で「原爆症の女性を演じました」

[ 2019年8月5日 05:30 ]

平和映画祭で新藤兼人監督との思い出を語った女優の吉行和子
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 女優の吉行和子(83)が4日、東京・池袋の新文芸坐で開催された「第8回新藤兼人平和映画祭」にゲスト参加した。新藤監督が作品を通して描き続けた反戦や社会問題への思いを受け継ごうと2012年に始まった映画祭だ。

 吉行は日本未公開の7分間の新藤作品に出演した秘話を披露。モスクワ映画祭が「1961年9月1日の若者」をテーマに各国の著名監督に製作を依頼した中の一編で「原爆症に侵される女性を演じました」と述懐。9日が84回目の誕生日。「長崎の原爆の日ですから、母(あぐりさん)からお祝いされたことがありません」と吉行家の思い出話も披露した。

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2019年8月5日のニュース