海老蔵、長男勸玄君の成長しみじみ 堂々舞台も悔し涙する姿に「天晴れ」

[ 2019年7月29日 05:30 ]

4日の初日に「外郎売」に出演した歌舞伎俳優の市川海老蔵(左)と長男の堀越勸玄くん(C)松竹
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 歌舞伎俳優の市川海老蔵(41)が28日、東京・歌舞伎座「七月大歌舞伎」の千秋楽を迎えた。昼の部「外郎売」には長男の堀越勸玄(かんげん)君(6)が出演。海老蔵は急性咽頭炎のため途中4日間休演したが、勸玄君は父不在の間も“独り舞台”を立派に務め上げるなど、公演を通じて大きく成長。1カ月の長丁場を完走した。

 観客たちが固唾(かたず)をのんで見守るのが約4分の早口言葉。この日も満員の観客の前で長ぜりふを披露し万雷の拍手を浴びた。「初日から比べて本当に上達しました。最後の方の公演では、せりふに抑揚もつけていました」と歌舞伎関係者も驚く進化だった。

 海老蔵はこの日、夜の部終了後にブログを更新。勸玄君が自身の演技に納得がいかず、舞台上で悔し涙を流していたことを明かした。「本人としては息継ぎが上手(うま)くいかず上手くいかなかったというジャッジ。6歳にしてその神経は天晴(あっぱ)れ」とつづり、「今月は倅(せがれ)から沢山教わった月でもあります。本当に大変でしたが大きな挑戦をして良かった」と親子で臨んだ1カ月を振り返った。

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2019年7月29日のニュース