桑田佳祐 東京五輪民放統一テーマ曲手がける「老骨にむち打って」

[ 2019年7月24日 04:00 ]

建設中の新国立競技場をバックに笑顔を見せる桑田佳祐
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 サザンオールスターズの桑田佳祐(63)が、20年東京五輪の民放テレビ局の共通テーマソングを手がける。各局が手を組んで立ち上げたプロジェクト「一緒にやろう2020(にーぜろにーぜろ)」の目玉企画。自国開催の五輪の盛り上げに一役買う。

 民放各局の五輪番組テーマ曲を統一するのは史上初。「一緒に…」は東京五輪を盛り上げていく民放共同企画で、視聴者参加型のさまざまな社会貢献企画を展開していく。共通番組の放送などを予定しており、テーマ曲はこのプロジェクト全体の応援ソングとなる。

 五輪番組のテーマ曲は、競技の名場面とともに人々の記憶に残るもの。04年アテネ五輪の「栄光の架橋」(ゆず)や、12年ロンドン五輪の「風が吹いている」(いきものがかり)などがあるが、これらはNHKのテーマ曲。今回はそれを打開すべく民放各局が手を組んだ。「日本中が一つになって応援できる曲を作っていただくなら桑田さんしかいない」と満場一致で依頼した。

 初めて五輪ソングを手がける桑田。緊張感を持って検討した上で、引き受けることを決断した。「本当に私で良いのでしょうか?」と恐縮しつつ、「大変ありがたいお話。新国立競技場が目の前に見えるビクタースタジオにて、オリンピックが盛り上がるようなんとか老骨にむち打って頑張りたいと思います!」と力を込めた。

 曲はこれから制作に入り、来年の年明けごろに完成予定。その後、全国の民放各局の五輪中継番組、関連番組などさまざまな場面で使用されていく。

 24日に「一緒に…」のスタートを告げるメッセージ映像がテレビやインターネットで解禁される。桑田も「八村塁です」などと得意のギャグも交えて抱負を語っている。

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2019年7月24日のニュース