円楽、脳腫瘍公表 1カ月前から「調子がよろしくない」既に入院、3週間療養へ

[ 2019年7月20日 05:30 ]

三遊亭円楽
Photo By スポニチ

 落語家の三遊亭円楽(69)が19日、脳腫瘍を患っていることを公表した。検査と治療のため既に入院しており、8月上旬まで約3週間療養する。今後は体調を考慮しながら復帰を視野に入れている。

 所属事務所によると、1カ月ほど前から気分の落ち込みを自覚しており、周囲に勧められて18日に病院で診察を受けたところ、脳に腫瘍が見つかり、主治医の判断でそのまま入院した。

 円楽は周囲に「最近、食欲がなくて体重が減ったりして一喜一憂だね。あまり調子がよろしくない」と体調の異変を漏らしていたという。仕事に支障が出るほどではなく「日常生活はこれまでと全く変わらず行える状況」(事務所関係者)としている。

 レギュラー出演する日本テレビ「笑点」は21日放送分まで収録済み。今後については未定。

 円楽は昨年9月に初期の肺がんであることを公表し、手術を受けて同10月の独演会で復帰した。所属事務所は「今回も早期発見ということで、前向きに治療に取り組む所存です」としている。

 ▼脳腫瘍 脳の各部位から発生する「原発性脳腫瘍」と、多臓器のがんから転移した「転移性脳腫瘍」の2種類がある。原発性脳腫瘍は、良性と悪性に分けられる。腫瘍が存在する脳の場所により、症状は異なる。腫瘍が大きくなると、頭痛、吐き気、意識障害などがあらわれる。良性腫瘍は手術で取り除くことができると再発の危険は少なくなる。悪性腫瘍は種類や悪性度に応じて、手術や放射線。薬物治療を組み合わせた治療を行う。

続きを表示

2019年7月20日のニュース