渡辺王将 13年以来の3冠復帰、豊島下し初の棋聖位獲得

[ 2019年7月10日 05:30 ]

渡辺明新棋聖
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 将棋の第90期棋聖戦は9日、新潟県新潟市の「高志の宿 高島屋」で第4局を行い、後手で挑戦者の渡辺明2冠(35)が豊島将之棋聖(29)を136手で下し、3勝1敗で初の棋聖位を獲得した。すでに王将、棋王と2タイトルを保持している渡辺は、竜王、棋王、王将だった2013年以来の3冠復帰。初防衛に失敗した豊島は名人、王位の2冠に後退した。

 渡辺は1~2月に行われた第68期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)で久保利明王将(当時)に4勝無敗でタイトルを奪還。続く第44期棋王戦では挑戦者の広瀬章人竜王を3勝1敗で下し棋王位を防衛し、今回は3度目の挑戦となった棋聖戦も制し、現役最強を証明した。

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2019年7月10日のニュース