「なつぞら」山田裕貴 1500人殺到に急きょ立ちトーク「国宝級イケメンに囲まれ…」役割は“休憩場所”

[ 2019年6月30日 16:30 ]

連続テレビ小説「なつぞら」のトークショーを札幌市内で開いた山田裕貴(C)NHK
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 NHK連続テレビ小説「なつぞら」(月~土曜前8・00)でヒロインの幼なじみ・小畑雪次郎役を好演している俳優の山田裕貴(28)が6月30日、北海道札幌市内のショッピッグモールでトークショーを開いた。

 女優の広瀬すず(21)がヒロインを務める節目の朝ドラ通算100作目。大河ドラマ「風林火山」や「64」「精霊の守り人」「フランケンシュタインの恋」、映画「39 刑法第三十九条」「風が強く吹いている」などで知られる脚本家の大森寿美男氏(51)が2003年後期「てるてる家族」以来となる朝ドラ2作目を手掛けるオリジナル作品。戦争で両親を亡くし、北海道・十勝の酪農家に引き取られた少女・奥原なつ(広瀬)が、高校卒業後に上京してアニメーターとして瑞々しい感性を発揮していく姿を描く。

 山田が演じるのは、十勝の菓子屋「雪月」の店主・小畑雪之助(安田顕)の長男・雪次郎。お調子者の目立ちたがり屋だが、一緒にいると気分が明るくなる、なつの大親友。第13週「なつよ、『雪月』が大ピンチ」(6月24~29日)は菓子職人の修業を辞め、芝居の道に進む“雪次郎の乱”が描かれた。

 放送スタート後、地元ファンの前に現れるのは初とあり、吹き抜けの下にあるステージに向け、1階客席のみならず2階、3階も埋め尽くした約1500人から大きな声援。山田は歓待ぶりに驚き、何重にも連なる観衆を目にし「座っていたら後ろの人が見えない」と急きょ立ったままのトークショーを提案。後列のファンたちから大歓声を浴びた。

 朝ドラ初出演が決まった時のことを振り返り「朝ドラのオーディションは5~6年受け続けていて、あきらめかけた時に雪次郎役が決まりました。決まったからよかったという気持ちじゃなく、その瞬間から作品に向けてしっかりやらなければいけないと身の引き締まる思いになりました。(吉沢亮ら)国宝級のイケメンたちに囲まれて、自分の役割を認識しました。『なつぞら』の“休憩場所”になればいいと思って雪次郎を演じています。これからも雪次郎を愛してくださいね」と自虐を交えながら“愛されキャラ”願望をアピールした。

 役者の道に進むため、雪之助の許しは得たが、まだ地元ファンに許しをもらっていないと会場に相談をする場面も。「雪次郎は北海道の開拓者精神で、俳優になる夢に向かっていきます。地元・北海道の皆さんも雪次郎が役者になる夢を追うことを応援してくれますか?」と問い掛けると、この日一番の拍手が沸き起こった。

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2019年6月30日のニュース