市井紗耶香、立民から参院選出馬 矢口&保田と“モーママ。会談”を

[ 2019年6月27日 05:30 ]

立憲民主党の福山幹事長(右)と握手を交わす「モーニング娘。」の元メンバーの市井紗耶香氏
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 元「モーニング娘。」メンバーでタレントの市井紗耶香(35)が26日、国会内で会見に臨みスポニチ本紙既報通り参院選(7月4日公示、21日投開票)に立憲民主党から比例代表候補として出馬すると正式に表明した。4児の母としての視点を生かし、子育て支援を訴えていくと強調した。

 かつて一世を風びした元国民的アイドル。元メンバーへの報告はこれからとしつつ、決意を伝えたい相手として矢口真里(36)と保田圭(38)の同期2人を挙げた。昨年再婚した矢口は第1子を妊娠中、保田は1月に第1子を出産しており「同じお母さんとして、子供たちに何を残していけるか話ができたら」。ヒット曲「LOVEマシーン」の歌詞にもある「日本の未来」のため、“ママ友”の意見も聞きながら考えていく姿勢を示した。

 市井は20歳の若さで出産し、現在2~14歳まで4人の子育て中。「今の日本が本当に子育て世代にとって温かい社会なのか」と疑問に感じていたという。待機児童問題や不妊治療、保育士の待遇などの政策が十分とは感じられないと指摘。「子育ての当事者、現役のお母さんが政治の世界に少ない。これから日本を支える子供たちのため、頑張ってみようと決意しました」と語った。

 立民から出馬する理由は「多様性を大切にする考えに共感した」と説明。同席した福山哲郎幹事長は「『LOVEマシーン』で踊っているイメージしかなかったが、話してみてギャップに驚いた。非常に真面目で聡明(そうめい)な方で、有権者に訴えることができる」と期待を寄せた。

 ≪そろって2期生≫市井と矢口、保田は1998年デビューの「モーニング娘。」2期生。先月27日には矢口が、自身のインスタグラムに3人の写真を投稿して「2期メンバーのデビュー日です」とつづるなど今も強い絆で結ばれている。矢口が13年に不倫疑惑を報じられ、芸能活動を休止していた時期も交流は継続。保田は「直接会ってますよ。大事な仲間なので」と話していた。

 ◆市井 紗耶香(いちい・さやか)1983年(昭58)12月31日生まれ、千葉県出身の35歳。98年「モーニング娘。」に第2期メンバーとして加入し、NHK紅白歌合戦に出場するなど活躍。グループ内ユニット「プッチモニ」にも参加。2000年に卒業後はバンド活動などを経て04年に結婚、出産。12年映画「明日に架ける愛」で映画初主演。離婚を経て同年に再婚し、現在は4児の母。

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