拳銃強奪事件容疑者の父、関西テレビ常務が謝罪「いまだ信じられない気持ち」

[ 2019年6月17日 18:04 ]

 大阪府吹田市の交番敷地で警察官が刺され拳銃を奪われた事件で、17日に強盗殺人未遂容疑で逮捕された飯森裕次郎容疑者(33)の父親で、関西テレビの飯森睦尚(むつひさ)常務取締役が報道各社に書面を送り、「心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。

 「まずもって、重大な怪我を負わせてしまった警察官の方およびご家族様に対し、心よりお詫び申し上げます。一日でも早く回復されることを心から祈っております。また、地域の方々をはじめ、多くの皆様にも不安を感じさせることとなりました。大変申し訳ありませんでした」と謝罪。

 「このような事態となったことについて、大変驚いており、いまだ信じられない気持ちがありますが、今後の警察の捜査にも全面的に協力する所存でございます」と胸中をつづった。飯森常務は「(容疑者が)息子の可能性がある」として、捜査に協力していた。

 逮捕容疑は16日午前5時40分ごろ、千里山交番の北側駐車場で古瀬巡査の左胸や両脚などを殺意を持って包丁で複数回突き刺し、実弾5発が入った拳銃1丁を奪った疑い。古瀬巡査は意識不明の重体。

 飯森容疑者のものとみられるフェイスブックによると、2005年に吹田市の府立高を卒業後、東京の私立大に入学。岩手めんこいテレビ(盛岡市)によると、飯森容疑者は同社関連の番組制作会社めんこいエンタープライズに15年9月1日から正社員として勤務。映像の確認業務をしていた。16年4月末に一身上の理由で退職した。

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2019年6月17日のニュース