「いだてん」孝蔵役・森山未來の別の2役にネット驚き!志ん生の長男と次男 大根仁監督が斬新配役に手応え

[ 2019年5月19日 20:45 ]

大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」第19話で、古今亭志ん生(ビートたけし)の長男・金原亭馬生(上)と次男・古今亭朝太の2役を演じた森山未來(C)NHK
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 俳優の森山未來(34)が19日放送のNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(日曜後8・00)第19話で、物語をナビゲートする“昭和の大名人”落語家・古今亭志ん生(ビートたけし)の長男・金原亭馬生、次男・古今亭朝太の2役を演じ分けた。森山は若き日の志ん生・美濃部孝蔵を演じているが、この回は出番がないことから、演出の大根仁監督(50)が斬新な配役。視聴者を驚きに包んだ。ドラマ「モテキ」「まほろ駅前番外地」や映画「モテキ」「バクマン。」などで知られる大根監督が異色のキャスティング、演出となった舞台裏を明かした。

 歌舞伎俳優の中村勘九郎(37)が前半の主演を務める大河ドラマ58作目。2013年前期の連続テレビ小説「あまちゃん」で社会現象を巻き起こした脚本家の宮藤官九郎氏(48)が大河脚本に初挑戦し、オリジナル作品を手掛ける。20年の東京五輪を控え、テーマは「“東京”と“オリンピック”」。日本が五輪に初参加した1912年のストックホルム大会から64年の東京五輪まで、日本の激動の半世紀を描く。

 第19話は1920年(大9)、主人公・金栗四三(勘九郎)が考案した第1回箱根駅伝を描いた。これと並行して1961年(昭36)の正月、「第1回箱根駅伝の創作落語」を、志ん生(ビートたけし)~志ん生の弟子・五りん(神木隆之介)~志ん生の弟子・今松(荒川良々)~志ん生の長男・金原亭馬生(森山)~志ん生の次男・古今亭朝太(森山)~と駅伝風に5人で10区間の“タスキ”をつないで完成。これが四三の物語とリンクした。

 インターネット上には「実況している落語家がタスキリレー(笑)」「森山未來が美濃部孝蔵じゃなくて別役で2役出てる!」「森山未來が大車輪の活躍!」など驚きと絶賛の声が相次いだ。

 大根監督は大河初の外部演出家。今回の第19話について「脚本で一番難しかったのが、志ん生の2人の息子であり、弟子である金原亭馬生と古今亭朝太(のちの志ん朝)が出てくる場面。最初はキャスト案も上がっておらず、ここでいきなり初登場の役者が出てきたり、本職の落語家にやってもらったりしたら、視聴者の意識が途切れて、この回の大きな軸である『箱根駅伝』=『タスキ』がつながらなくなってしまうなぁ」と難題だったと振り返る。

 「さて、誰に演じてもらうのがよいのか?と脚本を読み返していると、この回に孝蔵(森山)が出ていないことに気づきました。ならば森山未來に演じてもらうのはどうだろう?孝蔵が若き志ん生ということは、志ん生の息子として顔が似ているのは当然。そういえば森山未來が『たけしさんと共演するシーンがないのが寂しい』と言っていたことも思い出し、ならばいっそ馬生と朝太の両方を演じてもらえば…行ける!!」。森山が2役を演じる独創的なプランが浮かんだ。

 思いもよらぬ発想で「まあ、こういうアイデアは大抵、深夜の酒を飲んでいる時に思いつくのですが」と笑いを誘いながら「翌日、(脚本の)宮藤さんに提案すると『いいですね!!』と、すぐに乗ってくれました。その後、未來に提案した時は『マジかよ!?』でした」と宮藤氏と森山の反応を明かした。

 大根監督と森山は「モテキ」などでタッグを組んだ“盟友”。「未來は大変だったと思いますが、彼とは付き合いも長いし、ハードルが高ければ高いほど、役が困難であればあるほど必ずそれに応えてくれることは分かっていたので、あとは完全に未來に託しました」と信頼。「結果は見た方それぞれあるかと思いますが、個人的には寄席のセットで馬生と朝太の落語を見たビートたけしさんが『ん?あの人は本職の落語家さんなの?』と真顔で言っていたことがガッツポーズでした」と秘話を打ち明け、大きな手応えを示した。

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