「なつぞら」天陽と照男がスキー対決!今年1月に十勝ロケ 吉沢亮は苦笑い「本番は雪が凍っていて板が…」

[ 2019年5月8日 13:00 ]

連続テレビ小説「なつぞら」第35話。スキー大会で競い合う照男(清原翔、左)と天陽(吉沢亮)(C)NHK
Photo By 提供写真

 女優の広瀬すず(20)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「なつぞら」(月~土曜前8・00)は10日、第35話が放送され、主人公・なつ(広瀬)をめぐり、天陽(吉沢亮)と照男(清原翔)がクロスカントリーのスキー大会で火花を散らす。

 節目の朝ドラ通算100作目。大河ドラマ「風林火山」や「64」「精霊の守り人」「フランケンシュタインの恋」、映画「39 刑法第三十九条」「風が強く吹いている」などで知られる脚本家の大森寿美男氏(51)が2003年後期「てるてる家族」以来となる朝ドラ2作目を手掛けるオリジナル作品。戦争で両親を亡くし、北海道・十勝の酪農家に引き取られた少女・奥原なつ(広瀬)が、高校卒業後に上京してアニメーターとして瑞々しい感性を発揮していく姿を描く。

 第35話は、クロスカントリーのスキー大会が開かれ、天陽(吉沢)と照男(清原)が出場。大会の当日の朝、照男は天陽を呼び出し、なつ(広瀬)に対する思いを聞き出す。一方の天陽も、照男に自分の思いをぶつけ、勝った方の主張を受け入れるよう確認し合う。スタートを告げるフラッグが振られた。天陽と照男の間に交わされた約束を知らないなつは、2人を同時に応援するが…という展開。

 撮影が行われたのは今年1月下旬、北海道・十勝ロケ。スキーシーンの撮影は池田町などで2日間にわたった。

 スキー初挑戦の清原は昨年12月、北海道で練習。「丁寧に指導していただけて、何とかなったんじゃないかと思います。監督さんからも『よかったよ』とは言っていただきました」と手応えを示した。

 吉沢も昨年のうちに2回、北海道で練習。十勝ロケは5日ほど前に現地入りし「言い訳みたいになっちゃいますが、練習の時はもっとうまかったんです。いざ本番になると、雪が凍っていて、(スキー)板が言うこと利かないんです。本番は『あれ~』みたいな」と苦笑い。「大変でしたが、全力で取り組みました」と力を込めた。

 広瀬もスキー初挑戦。「大変だと思っていたんですが、天陽君(吉沢)と照男兄ちゃん(清原)のスキー大会のシーンを見て、お二人がすごい上手で、それを見ていたら何となくつかめて、あのリズムとああ動けばできるんだと。それで、空き時間も滑っていたら、東京でやった練習よりも、ずっとうまくなっていると言われて、楽しかったです」と笑みを浮かべた。

 昭和30年代のスキー板を再現。木製で厚みがあり、共演の小林隆(59)も「ちょっと練習しただけで」と広瀬の身体能力の高さに舌を巻いたが、本人は「それは違います」と周囲の笑いを誘い「本当にお二人がすごく上手だから、撮影でいっぱい見て、盗ませていただきました」と謙遜した。

続きを表示

2019年5月9日のニュース