遠藤ミチロウさん死去 68歳 膵臓がん手術から半年

[ 2019年5月1日 05:30 ]

遠藤ミチロウさん
Photo By 共同

 伝説のロックバンド「ザ・スターリン」のボーカルで、日本パンク界の重鎮、遠藤ミチロウ(本名遠藤道郎=えんどう・みちろう)さんが4月25日に亡くなったことが1日、分かった。68歳。福島県二本松市出身。葬儀は近親者のみで執り行い、後日音楽葬を行う予定。同日、本人の公式ツイッターで所属事務所が発表した。

 遠藤さんは昨年10月に膵臓(すいぞう)がんの手術を受けたことを公表し、闘病中だった。当時「いつごろまた歌えるようになるかは予測がつきませんが、今後ともよろしくお願いします」とコメントしていた。

 1980年、自身がボーカルのザ・スターリンを結成。鳥の生首を客席に投げつけたりマイクではなく拡声器で歌うなど、過激なライブと言動が話題となり、アングラパンクのカリスマとなった。

 代表作は、アルバム「STOP JAP」「虫」など。93年のスターリン解散後も、ソロ、バンドで活躍した。

 11年の東日本大震災後は「プロジェクトFUKUSHIMA!」を立ち上げ、被災地支援ライブを開催。福島をテーマにした映画を監督するなど、故郷の復興に尽力。15年には膠原(こうげん)病を患っていると明かしていた。

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2019年5月1日のニュース