長渕剛、久々映画に「最高ですね」“20年ぶり”には「遊んでたみたいでしょ?」

[ 2019年4月25日 13:24 ]

映画「太陽の家」キャスト発表記者会見に登壇した(左から)権野元監督、潤浩、広末涼子、長渕剛、飯島直子、山口まゆ、瑛太
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 歌手の長渕剛(62)が20年ぶりに映画主演する「太陽の家」(2020年公開、監督権野元)のキャスト発表記者会見が25日、都内の映画館で行われ、長渕のほか、共演の飯島直子(51)、広末涼子(38)、瑛太(36)らが登壇した。

 長渕は大工の棟梁(とうりょう)川崎信吾役で、長渕が企画段階から携わり、不器用でおせっかいだが情に厚い主人公像をつくり上げた。映画の主演はTBSドラマ「とんぼ」で演じた小川英二が主人公の「英二」(99年)以来となる。

 長渕は「20年ぶり、20年ぶりと言われるのがすごく嫌でね。なんか遊んでたみたいでしょ?」と笑わせつつ、「久しぶりに携わらせていただいて、最高ですね。(現場は)ファミリーですね、やっぱり。笑顔の絶えない現場で、こんなきれいな共演者の方々に囲まれて、映画界のカリスマの瑛太とも一緒にできて、かわいい孫ができたみたいなもの。とても楽しい現場にいさせてもらっています。幸せです」とほほ笑んだ。「たくさん泣いて、たくさん笑って、見終わった後に誰かの手をつなぎたくなるようになってくれたうれしい。そんな映画です」と作品をアピールした。

 信吾の妻・美沙希を演じる飯島は「とても破天荒な夫を優しく、暖かく見守っている妻の役なんですけど、実は夫を手のひらで転がせているという。楽しく転がせていただいてます。こんなことがないと、長渕さんを転がすようなことできないので」と笑顔。長渕の意外な一面を聞かれ、「意外って言ったら失礼ですけど、本当に優しくて…。ずっと優しい。びっくりしちゃいました」と苦笑した。

 信吾に関わるようになるシングルマザー・芽衣役の広末は「本当に長渕さんと共演するなんて、子供の頃の私は想像していなかったので、みんなうらやましいだろうなって。本当に光栄。現場でもワクワクしていたり、お芝居の中で時々垣間見える“長渕剛”が出てくるなんとも言えないライブ感を味わわせていただいている」と話した。長渕との共演シーンでの思い出を振り返り、「カットがかかってから涙が止まらなかったことがあった。恥ずかしぐらい止まらなかった」といい、「私の周りにもこんな親切な他人がいてくれたらなと。涙をこらえるのが精一杯って感じで…」と涙を浮かべた。

 信吾の一番弟子・高史を演じる瑛太は「剛さんの生き様に小学生の小さい自分は強烈な印象を受けた。それからギターを覚え、剛さんの曲を歌い、そんな生活を今までずっと続けてきた」と長渕への思いを力説。2年ほど前から食事やトレーニングなどを通じ、プライベートでも交流も続けてきたといい、実父と同郷の長渕について「強さと優しさを持っている、一緒にいても父性を背中からも感じるし、言葉も響くものがある」と称賛し、今回の共演に「涙があふれるぐらいうれしい」と目を潤ませて感激した。

 質疑応答で、作品の見どころについて聞かれ、長渕が物語の前半を延々と説明する事態に。これには監督、キャストから「映画が見えちゃう」「いつ止めたらいいかと」などと総ツッコミ。照れ笑いを浮かべつつ、長渕も「本当にいいストーリーです」と締めくくり、笑いを誘った。

 会見には、山口まゆ(18)、子役の潤浩くん(7)も参加した。

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