千鳥ノブが作詞家デビュー 同郷の元「まねきケチャ」藤川千愛に提供

[ 2019年4月13日 07:00 ]

作詞家デビューした千鳥のノブと詞を提供してもらった藤川千愛
Photo By 提供写真

 「クセが凄い」のツッコミでおなじみのお笑いコンビ「千鳥」のノブ(39)が初めて作詞を手掛けた。アイドルグループ「まねきケチャ」の元メンバーで歌手の藤川千愛(ちあい、23)に提供する「あの日あの時」。2人は岡山県井原市出身で、実家も近く、幼稚園から小、中、高校と全て同じ。かねて親交もあった。昨年7月の西日本豪雨で被害を受けた故郷の復興を後押しできる歌を作りたいと考えた藤川が1月、ノブに作詞提供を直談判した。  ♪あの赤い橋とか マイナーなデパートも 稲揺らす風とか あの夜の静寂も…。

 ぶどうや高品質なデニム生地の産地として知られる井原市。そののどかな風景を織り交ぜた歌詞は意外に“クセがない”のが特徴で、東京で過ごしながら故郷を懐かしむバラード。藤川のソロデビューアルバム「ライカ」(5月7日発売)に収録される。

 仰天オファーを受けたノブは「マジで言ってんのか?“クセが強い~”とか(歌詞に)入れても大丈夫なのか?と思いました」と冗談交じりに回想。「井原ふるさと大使」を務めるなど郷土愛が強く「地元って大事だなという思いを歌詞にしました。面白ソングではないのでご容赦ください」と呼びかけた。

 地元の大先輩の協力を得てCDデビューする藤川は「岡山の人に限らず、たくさんの人の心に届く曲になったと思います」と自信を見せている。

 【千鳥・ノブ作詞「あの日あの時」歌詞の一部】「あの赤い橋とか マイナーなデパートも 稲揺らす風とか あの夜の静寂も」 「自動車の窓 額縁になる 紅葉橋 葉っぱの色 誇らしそうに」

 ◆藤川 千愛(ふじかわ・ちあい)1995年(平7)6月6日生まれ、岡山県出身の23歳。15年8月に「まねきケチャ」でデビューし、キュートなルックスと歌唱力の高さでグループをけん引。昨年9月に日本武道館公演を成功させ「歌で勝負したい」と公演後にグループを卒業。ソロ活動をスタートさせ、ライブのほか、同12月には3週連続で配信リリース。1メートル62。

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2019年4月13日のニュース