史上最年少の10歳0カ月でプロ入りの仲邑菫新初段がナショナルチーム入り

[ 2019年3月26日 16:07 ]

囲碁・日本棋院の合同表彰式で団宏明理事長から免状を授与された仲邑菫新初段
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 囲碁・日本棋院の2018年度合同表彰式が26日、東京・市谷の日本棋院で開かれ、史上最年少の10歳0カ月でプロ入りする仲邑菫新初段ら13人に新たに免状が授与された。さらに仲邑新初段ら新人から5人が育成選手として、ナショナルチーム入りすることが発表された。

 新設の英才特別採用推薦棋士の第1号となった仲邑新初段は「世界で戦える棋士になりたい」と力強く抱負を語った。また推薦枠の拡大で、過去最多だった4人を大きく上回る8人の女性棋士が新たにプロ入りする。

 また国際棋戦を戦うナショナルチームの監督に、高尾紳路九段(42)が就任することが発表された。ナショナルチームはタイトル保持者らトップ棋士が選出され、各国際棋戦に参戦するほか、研究会や合宿を実施して実力強化を目指す。男性が18歳以下、女性が20歳以下の棋士が自動的に育成選手となり、リーグ戦を戦う。日本は近年は中国、韓国などアジア各国に遅れを取っているだけに、巻き返しへの起爆剤として期待されている。

 表彰式では新人棋士のほか、活躍が目覚ましい棋士や期間内に昇段を果たした棋士が表彰された。成績優秀で将来が嘱望される棋士に贈られる秀哉賞、棋道賞の最優秀棋士賞は、ともに第一人者の井山裕太5冠(29)が7年連続で受賞した。

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2019年3月26日のニュース