落合福嗣、「声優アワード」新人男優賞受賞「初心を忘れずに」 声優目指したきっかけは父が見せた映画

[ 2019年3月9日 20:45 ]

「第十三回声優アワード」の新人男優賞を受賞した落合福嗣
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 元中日監督の落合博満氏(65)の長男で声優の落合福嗣(31)が9日、1年で最も活躍した声優を表彰する「第十三回声優アワード」の新人男優賞を受賞し、都内で行われた授賞式に出席した。

 天崎滉平、石井マーク、仲村宗悟とともに新人男優賞に選出された落合は「ファンの方、スタッフ、家族や子どもたち、妻に感謝の気持ち伝えたい」としみじみと語り、「声優になりたいと思ったのが父親が見せてくれた映画『ターミネーター』だった。それからずっとなりたいと思って、突き進んできた。初心を忘れずにこれからも精進していく」と決意を新たにした。

 スポーツ紙の記者にいたずらするなど、幼少時代に数々のヤンチャ伝説があった福嗣は15年に声優デビュー。以来、BSスカパー!の連続アニメ「グラゼニ」の主人公・凡田夏之介役など、人気作品に続々と出演する活躍を見せている。その美声を評価されての昨年秋にはTBS「下町ロケット」でロケット発射のカウントダウンをアナウンスする、大企業「帝国重工」社員の田辺海斗役を演じた。

 「声優アワード」はその年に最も印象に残る声優や作品を対象にその業績を称えるもので、2006年に創設。KADOKAWA、文化放送、小学館、小学館集英社プロダクションの共催で行われている。今年の主演男優賞は内田雄馬、主演女優賞は三瓶由布子が受賞。新設されたファンが選ぶ今年最も活躍した声優は神谷浩史が選ばれた。

 ◆落合 福嗣(おちあい・ふくし)1987年(昭62)8月20日生まれ、東京都出身の31歳。中学時代に軟式野球チームで活躍したが、高校在学中に野球を断念。国士舘大を卒業し、15年4月に声優事務所に所属。同6月にテレビアニメ「それが声優!」で本格デビューした。妻と2人の子供がいる。

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2019年3月9日のニュース