市原悦子さん「樹木葬」 遺骨は寺の木の下に夫と寄り添うように埋葬 「暗い骨壷の中で眠るのは嫌」

[ 2019年2月11日 10:25 ]

さまざまな種類の観葉植物が置かれ、緑色が強調された市原悦子さんの祭壇
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 【覆面座談会】2019年の芸能界は年明けから衝撃ニュースの連続です。嵐が2020年いっぱいで活動休止することを発表。新井浩文容疑者の逮捕や市原悦子さんの急死、深田恭子の熱愛もありました。いつもの覆面メンバーが芸能ネタの裏事情を明かします。

 ワイドデスク 市原悦子さんが1月12日に心不全のため亡くなった。「家政婦は見た!」をはじめ、数多くの作品で活躍。日本の「おばさん」を体現した女優さんだったね。

 本紙デスク 16年11月に自己免疫性脊髄炎を発症して入院。昨年、仕事を再開させたが、体調を崩すことが多かったみたい。

 リポーター 14年に亡くなった夫で舞台演出家の塩見哲さんとは、おしどり夫婦として知られた。葬儀の時にも、塩見さんが演出した舞台の写真が飾られていたのが印象的だったよ。

 週刊誌記者 その葬儀は「樹木葬」という形で執り行われたんだ。祭壇は観葉植物などさまざまな草木でつくられ、まさに緑一色だった。

 リポーター 故人が生前好きだった花で彩ることは多いけど、緑は初めて見た。どこか温かさを感じる祭壇だったよ。

 ワイドデスク 遺骨も緑いっぱいの場所に埋められることになる。千葉県内の寺にある木の下だそうだよ。

 本紙デスク そこには塩見さんも眠っているんだよね。旦那さんが亡くなった時に「コンクリートの下に眠らせるのはかわいそう」と言って、樹木の下を選んだそうだよ。

 リポーター 市原さん自身にも「暗い骨壺(つぼ)の中で眠るのは嫌だ。ふわふわとした空、木の下で眠りたい」との思いがあったみたい。夫婦そろって、緑の中で寄り添って眠るんだね。

 週刊誌記者 本当に仲のいい夫婦だった。病気になっても、市原さんは復帰を目指していたんだけど、それは旦那さんに「女優をしている時が一番輝いてる」と言われたから。最後まで女優でありたかったんだね。

 ワイドデスク 昨年10月に亡くなった角替和枝さんのお別れ会では、あいさつした夫の柄本明の言葉が心に残った。

 週刊誌記者 涙ながらに「一目ぼれでした。その人と一緒になれて、子供も3人できて…」と言葉を振り絞る姿にはもらい泣きしたよ。

 リポーター 毎朝のように夫婦で通っていた喫茶店にも「行けないんですよね。思い出しちゃって…」と話していた。亡くなってから3カ月。いまだに悲しみにうちひしがれている様子が伝わってきたよ。

 本紙デスク それだけ好きだったということ。ドラマや映画、舞台を支えた市原さんと角替さん。安らかに眠ってほしい。

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2019年2月11日のニュース