【今夜1月27日のいだてん】第4話 四三は無茶な練習 志ん生はホロ酔いで高座に…

[ 2019年1月27日 08:00 ]

大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺(ばなし)〜」第4話の1場面。練習に励む四三(中村勘九郎)(C)NHK
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 歌舞伎俳優の中村勘九郎(37)と俳優の阿部サダヲ(48)がダブル主演を務めるNHK大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺(ばなし)〜」(日曜後8・00)は27日、第4話「小便小僧」が放送される。

 高師のマラソン大会で3位となった四三(勘九郎)。表彰式で憧れの嘉納治五郎(役所広司)に声を掛けられ、さらに発奮し、無茶な練習を敢行する。その頃の嘉納は日本初のオリンピック予選開催を前に、山積する難題に頭を抱えていた。頼みの綱の三島弥彦(生田斗真)もアテにならない。志ん生(ビートたけし)は嘉納の苦労を弟子の五りん(神木隆之介)に語るうちに、酒を飲んでしまう。ホロ酔いで高座に上がった志ん生が語る噺とは…。

 大河ドラマ58作目。2013年前期の連続テレビ小説「あまちゃん」で社会現象を巻き起こした脚本家の宮藤官九郎氏(48)が大河脚本に初挑戦。オリジナル作品を手掛ける。20年の東京五輪を控え、テーマは「“東京”と“オリンピック”」。日本が五輪に初参加した1912年のストックホルム大会から64年の東京五輪まで、日本の激動の半世紀を描く。“近現代大河”は86年「いのち」以来33年ぶり。

 勘九郎は「日本のマラソンの父」と称され、ストックホルム大会に日本人として五輪に初参加した金栗四三(かなくり・しそう)、阿部は水泳の前畑秀子らを見いだした名伯楽で64年の東京大会招致の立役者となった新聞記者・田畑政治(まさじ)を演じる。主演リレーは00年「葵 徳川三代」以来19年ぶりとなる。

 「昭和の大名人」と呼ばれる落語家・古今亭志ん生(1890〜1973)が物語をナビゲート。志ん生役にビートたけし(71)、若き日の志ん生・美濃部孝蔵役に俳優の森山未來(34)を起用。志ん生の視点が加わることにより、ドラマは重層的になる。

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2019年1月27日のニュース