箱根初V 東海大OBも喜びに沸く 昇太 青学大出身の円楽に「ツッコめる」

[ 2019年1月4日 06:30 ]

母校・東海大の箱根駅伝初優勝を喜ぶ春風亭昇太
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 第95回箱根駅伝で悲願の総合優勝を果たした東海大の偉業に、OBたちも歓喜に沸いた。

 落語家の春風亭昇太(59)は、新宿末広亭の正月初席の合間にラジオで吉報にふれた。自身は4年で中退したが「この1、2年でいい選手がどんどん入って来ていたので、いつか優勝するとは思っていたけれどまさか今年とは…。でも、勝てて良かった。うれしいですね」と相好を崩した。

 携帯電話にも次々と「おめでとうメール」が入り「駅伝とは一切関係ないのになあ」と照れながらもうれしそう。くしくも日本テレビ「笑点」で共演する三遊亭円楽(68)の母校・青山学院大の5連覇を阻止し「ここ数年、年末になるといつも自慢げに言われていたので、今年はツッコミが入れられる。会うのが楽しみです」とほくそ笑んだ。

 同じ陸上部出身の俳優の照英(44)は、テレビで歓喜の瞬間を見届け「チャンスがあるとは思っていたけれど、感動で鳥肌が立ちました。涙が止まりませんでした」と声をはずませた。

 「22年ぶりに8区の区間記録を更新した小松(陽平)選手(3年)をはじめ2、3年生が多い若いチームだけれど、勢いと結束力を見せてもらった」と勝因を分析。さらに「個が強いチームなので、それをまとめ上げた両角(速)監督の指導力が凄い」と称えた。

 在学時はやり投げの選手で、国体準優勝などの実績もあるが「東海大学は柔道や野球のイメージで、陸上競技部は優勝できないと言われてきたが、後輩たちが東海大学ここにありを示してくれた」と賛辞を惜しまない。そして「連覇も期待できるし、名門としてここからがスタートになる。東海大に入りたいと思う子供たちが増えてほしいですね」と黄金時代到来を願っていた。

 ▼巨人原監督(60、野球部OB)大学OBとして、ずっと応援していました。この優勝は、東海大の駅伝の歴史にとって新しいスタートになったと思います。両角(速)監督を三顧の礼でお迎えして、強化したことが実を結んだのではないでしょうか。心中察するに、勝つ苦しさ、厳しさがあったはずです。学生諸君も見事。青写真通り、計画通りの勝ち方だったと思います。これから、常勝を目指してもらいたい。新年早々、大学の校歌を歌いました。

 ▼KENZO(33、DA PUMP)母校の東海大の皆さん、初優勝おめでとうございます。テレビ越しに伝わってくる皆さんの走る姿は感動的でした。自分も年始から気合が入りました。

 ▼「ミキ」亜生(東海大OB) 箱根駅伝、総合優勝おめでとうございます!大学生のときは、女の子と遊ぶことしか考えてなかった僕としては何かに打ち込んでるだけでかっこいいです!卒業生と言うとすごく偉そうですが、本当に誇らしいです!東海大最高!!

 ▽東海大学 元逓信省(現総務省)の技官だった松前重義氏が、キリスト教思想家の内村鑑三に影響を受け1942年(昭17)に創設。静岡県清水市に開校した航空科学専門学校、東京に開校した電波科学専門学校を前身とし、1946年に東海大学(旧制)を開設した。「文化系と理科系の相互理解と調和」を掲げる。主な学部は文学部、体育学部、理学部、工学部、医学部など。東海大浦安高、東海大相模高など全国に付属の中学・高校も持つ。神奈川県伊勢原市にある医学部付属病院は、1999年に日本ではじめてドクターヘリの試行的事業を開始した。

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