フジ長寿番組続々終了の2018年 大ナタ改編の成果は? 

[ 2018年12月28日 18:00 ]

フジテレビ社屋
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 フジテレビの長寿番組「とんねるずのみなさんのおかげでした」(木曜後9・00)、「めちゃ×2イケてるッ!」(土曜後7・57)、「ウチくる!?」(日曜正午)、「おじゃMAP!!」(水曜後7・00)が今年3月に相次いで終了した。テレビ史に刻まれる歴史にピリオドを打ってから9カ月。大ナタを振るった4月改編の成果はあったのか?

 「とんねるずのみなさんのおかげでした」は1988年10月にスタートした前身番組から数えて29年半、96年10月にスタートした「めちゃ×2イケてるッ!」は21年半、99年4月にスタートした「ウチくる!?」は19年、12年1月にスタートした「おじゃMAP!!」は6年3カ月の歴史に幕を閉じた。

 視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)は1つの指標に過ぎないが、最終回と後番組の最高を比較してみる。

 ▼「とんねるずのみなさんのおかげでした」最終回=9・7%(3月22日)→後番組「直撃!シンソウ坂上」番組最高=9・5%(8月9日)

 「直撃!シンソウ坂上」はMCを務める俳優の坂上忍(51)らが事件の真相や話題の人物に迫るジャーナリズムバラエティー。番組最高は93年に亡くなった元フジテレビアナウンサー・逸見政孝さんを取り上げた回。10月18日放送分で、4年前に喉頭がんのため声帯を摘出し、2年前に米ハワイに移住した音楽家・つんく♂(50)と妻・加奈子さんとの貴重な2ショット取材に成功するなど、力作を送り出しているが、「みなさん」から大幅な視聴率上昇は見られない。

 ▼「めちゃ×2イケてるッ!」最終回=10・2%(3月31日)→後番組「世界!極タウンに住んでみる」番組最高=5・9%(5月26日、7月7日)→後番組「芸能人が本気で考えた!ドッキリGP」番組最高=10・4%(11月10日)

 ディレクターが極端な町(極タウン)に移住して魅力を伝える「世界!極タウンに住んでみる」は5月にスタートし、9月に終了。「芸能人が本気で考えた!ドッキリGP」は初回2時間スペシャル(11月10日)が10・4%の好発進。その後は11月17日=5・7%、11月24日=7・4%、12月1日=放送なし、12月8日=7・9%、12月15日=放送なし、12月22日=放送なし。「極タウン」に比べて数字はアップしているものの、「めちゃイケ」を凌駕しているとは言い難い。12月はオンエアが1回しかなく、来年1月から再度、定着を図る必要がありそうだ。

 ▼「ウチくる」最終回=4・4%(3月25日)→後番組「なりゆき街道旅」番組最高=6・2%(12月16日)

 「なりゆき街道旅」はハライチの澤部佑(32)がMCを務め、ゲストと日本全国の街道を巡る旅番組。番組最高は佐々木健介(52)北斗晶(51)と箱根湯本を訪れた回。10月以降は4%台(4・9%)が1回、5%台が6回、6%台が2回。「ウチくる」最終回を上回っている。

 ▼「おじゃMAP」最終回=5・6%(3月28日)→後番組「世界の何だコレ!?ミステリー」番組最高=9・7%(4月4日)

 「世界の何だコレ!?ミステリー」は2015年10月にスタート。当初は水曜午後8時枠(後7・57)だったが、「おじゃMAP」終了に伴い、水曜午後7時枠に移動した。10月以降は6%台(6・6%)が1回、7%台が3回、8%台が5回。「おじゃMAP」最終回を上回っている。

 日本の“お昼の顔”として親しまれ、14年3月に32年の歴史に幕を閉じた「笑っていいとも!」の後番組「バイキング」(月〜金曜前11・55)がスタート当初の同年5月に1%台に沈んだことを見れば、大ナタを振るった4月改編はまずまずと言ったところか。同局の宮内正喜社長(74)も7月の定例会見で「4月改編から3カ月が経ちましたが、私としては一定の評価をしております」とし「新番組は視聴率が上がるまで若干時間がかかる」と長い目が必要とも。現状はそれなり安定している一方、「直撃」「ドッキリ」「旅」をテーマにした今回の企画そのものが常に10%を超えるような斬新さや爆発力に欠けるという見方もある。

 フジの18年の年間視聴率は、全日帯(午前6時〜翌日午前0時)ゴールデン帯(午後7〜10時)プライム帯(午後7〜11時)いずれも民放4位が濃厚。一時は1%台の憂き目に遭った「バイキング」も今年3月21日に8・1%と番組最高視聴率を更新。視聴習慣が定着してきた。連続ドラマはヒットしても3カ月で終了してしまうため、19年のフジはレギュラーバラエティー番組の底上げが急務か。今年10月にレギュラー化された俳優の佐藤二朗(49)がゴールデン初MCを務める「超逆境クイズバトル!!99人の壁」(土曜後7・00)などは企画が評価されており、10年まで7年連続「3冠」だったフジの“逆襲”が注目される。

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