ＦＡＮＴＡＳＴＩＣＳ　メジャーデビューイベントに3000人！悲しみ乗り越え「翔太の夢も叶えたい」

メジャーデビューイベントを開催した「ＦＡＮＴＡＳＴＩＣＳ　ｆｒｏｍ　ＥＸＩＬＥ　ＴＲＩＢＥ」の７人。後列左から、堀夏喜、木村慧人、澤本夏輝、瀬口黎弥　前列左から佐藤大樹、八木勇征、中島颯太、世界
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　ＥＸＩＬＥ　ＴＲＩＢＥから新たに誕生したダンス＆ボーカルグループ「ＦＡＮＴＡＳＴＩＣＳ　ｆｒｏｍ　ＥＸＩＬＥ　ＴＲＩＢＥ」が９日、都内でメジャーデビューイベントを開催した。

　結成から約２年、武者修行として全国各地をめぐり、デビュー前にも関わらず約１０万人のファンを動員。当初は９人グループだったが、今年７月にメンバーの中尾翔太さんが胃がんのため２２歳の若さで急逝。悲しみを乗り越えて、９月１５日に帯同中のＥＸＩＬＥドームツアー「ＥＸＩＬＥ　ＬＩＶＥ　ＴＯＵＲ２０１８−２０１９“ＳＴＡＲ　ＯＦ　ＷＩＳＨ”」の大阪公演ステージで、デビュー決定を発表した。

　この日、まずはパフォーマーの６人がダンストラック「ｓｈａｍｂｌｅｚ」で登場するとファン３０００人が歓喜に包まれた。続いて「ＷＨＡＴ　Ａ　ＷＯＮＤＥＲ」でボーカルの２人が合流。一人ずつ自己紹介した後、５日に発売されたデビューシングル「ＯＶＥＲ　ＤＲＩＶＥ」を歌唱すると、サビの部分ではファンも一緒に歌って盛り上がった。

　現在のメンバーは２０１７年１月にＥＸＩＬＥの世界（２７）と佐藤大樹（２３）をリーダーに、パフォーマーの澤本夏輝（２４）、瀬口黎弥（２２）、堀夏喜（２１）木村慧人（１９）と３万人応募のオーディションから選ばれたボーカルの八木勇征（２１）と中島颯太（１９）の８人。

　世界は「１年間、出会いと別れを繰り返してできたチームですし、ファンのみなさんと出会いも大切にしてきましたし、その中で本当にメンバーの翔太がいなくなってしまって、僕たち自身、戸惑いながらも武者修行をやってきた」とし、「今のタイミングでデビューさせていだだけることは、すごく光栄ですし、より一層皆さんに恩返しをして、翔太のためにも僕たちが早くもっと有名になってもっと大きくなって、さらにいろんな夢をこれから叶えていけるようになりたい」と力強く語った。

　佐藤は「本当は翔太も入れた９人でメジャーデビューするのが夢だったんですけれども、それは今回残念ながらかなわなかった。ここに残された８人で翔太の分も夢を叶えていけるようにチーム一丸となって絆を大切にして、がんばっていきたいと思います」と誓った。