大河主役がたすきリレー、箱根駅伝創設尽力「いだてん」の主人公にちなみ

[ 2018年12月6日 09:22 ]

NHK大河ドラマ主演バトンタッチセレモニーで鈴木亮平(右)からタスキを受け取る阿部サダヲ(左)、中村勘九郎(中央)
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 16日に最終回を迎えるNHK大河ドラマ「西郷どん」主演の俳優鈴木亮平(35)と、来年1月6日スタートの「いだてん」で主演する俳優の中村勘九郎(37)、阿部サダヲ(48)が5日、東京・渋谷の同局でバトンタッチセレモニーを行った。勘九郎は自身が演じるマラソン選手、金栗四三が1912年ストックホルム五輪で使った足袋を鈴木仕様にしたものを手渡した。

 セレモニーは撮影中の「いだてん」のセットで行われた。時代は1912年(明45)頃。当時、東京・浅草にあった建物「凌雲閣」(通称・浅草十二階)の中のバーを模したもの。

 初めて足を踏み入れた鈴木は「自分(西郷隆盛)たちが一生懸命築いた時代の先にこういう時代があり、そこに生まれた新しい世代の人たちが、日本を象徴する五輪に向かっていくと思うと、感慨深い」としみじみ語った。

 「いだてん」は人気脚本家・宮藤官九郎(48)のオリジナル作品。12年のストックホルム五輪から、36年のベルリン五輪、64年の東京五輪までの3大会を中心に日本の激動の52年間を描く。

 ストックホルム五輪に出場した金栗役の勘九郎は、ドラマゆかりのものにちなんだ恒例のプレゼント交換で、足袋を鈴木に贈呈。当時の日本にはマラソンシューズがなく、選手は人力車夫などが履く足袋を改良して競技に臨んでいた。

 勘九郎はドラマのマラソンシーンで実際に足袋を着用。鈴木に「これは“金栗足袋”。ストックホルムに出場した時、これで走った。(NHKの衣装担当が)サイズを亮平さんに合わせて作りました」と説明した。

 鈴木は「当時、ほかの国の人たちは何を履いていたんですか?」と興味津々。勘九郎が「ゴム底のシューズや野球のスパイクです」と答えると、感心した表情で眺め「自分の部屋で履いて、五輪選手の気分を味わいます」と喜んだ。バトンタッチの撮影の際には、金栗が箱根駅伝の開催に尽力した人物であることから、バトンではなく、たすきが用いられ、歴史を感じさせるセレモニーとなった。

 ◆金栗 四三(かなくり・しそう)1891年(明24)8月20日、熊本県生まれ。1911年、ストックホルム五輪に向けた予選会に足袋で出場。当時の世界記録を27分も縮める2時間32分45秒で走り、短距離の三島弥彦とともに日本人初の五輪選手となった。しかし、ストックホルム五輪では、最高気温40度のレースの途中、日射病で意識を失って倒れ、棄権に。17年、駅伝の始まりとされる東海道駅伝徒歩競走に出場し、20年の第1回箱根駅伝の開催に尽力。晩年は故郷で過ごし、1983年に92歳で亡くなった。

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