平成最後の流行語大賞候補発表 明も暗もどれも半端ないって!

[ 2018年11月8日 05:30 ]

スタンドに掲げられた「大迫半端ないって」
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 年末恒例の「2018ユーキャン新語・流行語大賞」(現代用語の基礎知識選)の候補30語が7日、発表された。ノミネート語の一つである「(大迫)半端ないって」に代表される“半端ない”言葉がズラリ。スポーツ界を中心にインパクトあふれる人や現象が選ばれた。

 「(大迫)半端ないって」はサッカーW杯でFW大迫勇也(28)の活躍を受け、高校時代に対戦相手の主将が試合後テレビカメラの前で語った言葉が再び注目を集めたもの。以降、スポーツ以外でもさまざまな場面で使用された。

 半端ない活躍としては、米大リーグ・エンゼルスで二刀流で全米を驚かせた大谷翔平(24)の「翔タイム」。投手として4勝、打者として22本塁打で新人王候補にも名乗りを上げており、米国のファンも「SHOW TIME(ショータイム)」と称えた。全米オープンで優勝し、日本選手としてテニスの4大大会初制覇を飾った大坂なおみ(21)も衝撃的だった。独特の表現で沸かせる「なおみ節」がエントリーした。

 国内では、夏の甲子園で準優勝し、旋風を巻き起こした秋田県代表の金足農業高校。エース吉田輝星(17)の人気は日本中を巻き込んだ。平昌五輪で日本カーリング史上初の銅メダルを獲得したLS北見の「そだねー」「もぐもぐタイム」の2語も候補に。

 一方で、不祥事も「半端ない」続き。特にアマチュアスポーツのパワハラ問題が取り沙汰され、日大アメリカンフットボール部の「悪質タックル」、日本ボクシング連盟の「奈良判定」がノミネート。日大・田中英寿理事長(71)や、日本ボクシング連盟の山根明前会長(79)らインパクトあるキャラクターも目立った。

 ほかにも熱中症での死者も出た酷暑の「災害級の暑さ」や、ドラマ終了後も人気が続いた「おっさんずラブ」など、「半端ない」印象を残した言葉が選ばれた。平成最後となる流行語大賞は、12月3日に発表される。

 候補の30語は以下の通り(50音順)。

 あおり運転/悪質タックル/eスポーツ/(大迫)半端ないって/おっさんずラブ/GAFA(ガーファ)/仮想通貨・ダークウェブ/金足農旋風/カメ止め/君たちはどう生きるか/筋肉は裏切らない/グレイヘア/計画運休/高プロ(高度プロフェッショナル制度)/ご飯論法/災害級の暑さ/時短ハラスメント(ジタハラ)/首相案件/翔タイム/スーパーボランティア/そだね―/ダサかっこいい・U.S.A/Tik Tok/なおみ節/奈良判定/ひょっこりはん/ブラックアウト/ボーッと生きてんじゃねーよ!/#MeToo/もぐもぐタイム

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