ワイドショーでもドラフト特集、根尾、輝星…“こんな風に育てたい”母親層へのアピールも

[ 2018年10月31日 10:30 ]

25日のドラフト会議で大阪桐蔭・根尾の交渉権を獲得した中日・与田監督=左(撮影・吉田 剛)
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 25日にTBSで放送された「プロ野球ドラフト会議」の瞬間最高視聴率が18・6%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)をマーク。09年から行われている中継で歴代最高を記録した。金足農(秋田)の吉田輝星投手や大阪桐蔭の根尾昴選手ら、高校生スター選手の注目度の高さがあらためて証明された格好だ。

 この人気にワイドショーも“便乗”。ドラフト会議直前には日本テレビ系「ミヤネ屋」が冒頭から約20分、TBS系「ゴゴスマ」が約1時間を割いて特集。週が明けた今も、指名球団との交渉の模様などを伝えている。

 ワイドショーの主なターゲットは主婦層。プロ野球のドラフト会議との相性がそれほど良いとは思わなかったが、あるワイドショーのスタッフは「夏の甲子園で一躍時の人になった吉田君の特集を何度か組んだんですけど、すべて合格点と言える視聴率だった。今年の高校生選手は女性人気が高い。その手応えがあったので、ドラフト当日も大々的に特集を組みました」と明かす。

 週が明けて取り上げる回数が増えたのは根尾選手。共に医師を務める両親のもと、過疎化が進む岐阜・飛騨で成長。野球だけでなく学業も優秀な“文武両道”で、人間性も評価されている。ワイドショーでは生い立ちや人柄、愛読書が紹介されており、同スタッフは「こんな風に子供を育てたいというお母さんが見てくれれば」と語る。

 女性や主婦層から高い人気を誇る高校生スターがプロ野球をさらに盛り上げていくことを期待したい。(記者コラム)

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2018年10月31日のニュース