樹木希林さん葬儀　５００名の芸能関係者、１０００人のファンが列

＜樹木希林さん葬儀＞祭壇（撮影・郡司　修）
Photo By スポニチ

　１５日に７５歳で亡くなった女優の樹木希林（きき・きりん、本名内田啓子＝うちだ・けいこ）さんの葬儀が３０日、東京都港区の光林寺でしめやかに営まれた。喪主は夫でロック歌手の内田裕也（７８）が務めた。

　映画やドラマで共演した吉永小百合（７３）、橋爪功（７７）、岸部一徳（７１）、北大路欣也（７５）、浅田美代子（６２）、岸本加世子（５７）、リリー・フランキー（５４）、安藤サクラ（３２）をはじめとする約５００名の芸能関係者が参列。一般用の祭壇には、約１０００人のファンが列を作った。

　春先に余命宣告を受けたという樹木さん。病名は「乳がんを起源とするがんの全身転移」だった。戒名は希鏡啓心大姉（ききょうけいしんだいし）。長女で女優の内田也哉子（４２）、夫・本木雅弘（５２）夫妻からの希望で、「希（まれ）」と言う意味を持つ希林さんの芸名から一文字入れ、希林さんが生前よく話していたという「役者は人を写す鏡だ」という言葉から「鏡」を入れた。祭壇には、菊、胡蝶蘭、かすみ草などを織り交ぜ、約１２００本の花をあしらい、波の形をしたシンプルなものとなった。