男女3人組バンド「ヤバT」紅白出場も 「見たいアーティスト」男性部門で断然1位

[ 2018年9月21日 05:30 ]

「ヤバイTシャツ屋さん」の(左から)もりもりもと、こやまたくや、しばたありぼぼ
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 男女3人組バンドの「ヤバイTシャツ屋さん」が、大みそかのNHK紅白歌合戦の出場枠争いで“ダークホース”に浮上している。

 21日にオリコンが発表する「今年の紅白で見たいアーティスト」の男性部門で、初出場が確実視される「Suchmos(サチモス)」を大幅に上回り1位に入った。

 ボーカル・ギターのこやまたくや(25)は「ダークホース枠にはもってこい。学生時代からの夢をかなえたい」と話した。

 「ネコ飼いたい」や「眠い」と繰り返す一見意味のない歌詞を、耳に残るキャッチーな曲に乗せる。「テレビで歌うのは紅白を初めてにしたい」という夢があり、地上波はじめBS、CS通じて生演奏の経験がなく一般的な知名度は高くないが、野外フェスでは入場規制続出の人気ぶり。「ヤバT」の愛称で高評価を受けている。

 選考で重要視される「局への貢献度」もある。SuchmosはNHKサッカーのテーマ曲「VOLT―AGE」で知られるが、ヤバTは3月「NHKフレッシャーズキャンペーン」のイメージキャラクターに起用され、楽曲「案外わるないNHK」を書き下ろし。8月にはNHK総合で司会を務める「テンゴちゃん」(毎月第1土曜深夜)がレギュラー化。悲願成就へ後押しの要素はそろっている。

 ▽ヤバイTシャツ屋さん こやまが大阪芸大在学中の12年に結成。2度の活動休止とメンバー変更を経て、女性ボーカル・ベースのしばたありぼぼ(24)、ドラム・コーラスのもりもりもと(24)が加入し現体制に。14年7月から本格的に活動を開始し、16年11月にアルバム「We love Tank―top」でメジャーデビュー。

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2018年9月21日のニュース