ジブリ・鈴木敏夫氏、小説発売も宮崎監督に知られたくない!?「仕事しないでって言われる」

[ 2018年8月5日 15:02 ]

小説「南の国のカンヤダ」発売記念イベントに出席した鈴木敏夫氏
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 「スタジオジブリ」の鈴木敏夫プロデュサー(69)が5日、都内で「南の国のカンヤダ」(小学館刊)の発売記念イベントを行った。

 鈴木氏初のノンフィクション小説。鈴木氏がひょんなことから知り合ったタイの田舎町のパクトンチャイに大家族と暮らす若きシングルマザー・カンヤダをめぐる物語。あとがきには宮崎駿監督(77)と4月5日に肺がんのため死去した高畑勲監督(享年82)の秘話も収録している。

 同小説のアニメ化を宮崎監督が手がけるなんてことはありますか?と聞かれると「ありえないですよ」と即答。「仕事しないで、お前なにやってたって言われる。この本の存在は知られないようにしています」と苦笑い。「多くの人に読んでもらいたいけど、関係者に知られるのは嫌だなぁ…」と複雑な心境を明かしていた。

 17年5月にスタジオジブリは宮崎監督が引退を撤回し、新作長編映画の製作準備に入ったことを発表していたが、「はい。丸2年やっています」と告白。公開時期は「わかんないですね。あと3年か4年か…それくらいのペースです」と話したが「そういう真剣なもの。今までできなかったもの。期待してください。本当におもしろいです」と明言していた。

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2018年8月5日のニュース