橋幸夫 31年ぶりとなるデュエット曲で紅白出場に意欲

[ 2018年7月25日 15:40 ]

大阪市内で新曲発売イベントを開いた橋幸夫(左)と林よしこ
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 歌手・橋幸夫(75)が25日、シングル「君の手を」を発売し、大阪市内でリリース記念イベントを開いた。女優吉永小百合(73)と歌った「いつでも夢を」(62年)では120万枚を売り上げた橋の、31年ぶりとなるデュエット曲。自信作で20年ぶり20回目のNHK紅白歌合戦出場にも意欲をみせた。

 1960年に「潮来笠」でデビュー。東京五輪イヤーの2020年に迎える60周年に向けた第1弾として、絶大な人気を誇った60年代の古き良き“昭和サウンド”に回帰した若々しい楽曲を世に放った。

 87年にステファニーと歌った「スターダスト上海」以来となるデュエット曲で、相方には昨年秋に所属レコード会社のコンサートで共演した歌謡歌手・林よしこ(51)を抜てきした。「スッキリとさわやかな声にまずほれた。若いのに艱難(かんなん)辛苦を乗り越えた生き様もすごいし、きれいな心を持っている」と絶賛。同曲では手を握り合うなど振り付けも満載で、「よしこの手の感触?ちゃんと握ると…うん、手だね」と言って、笑わせた。

 98年に出場して以来の紅白歌合戦への意欲を問われると、「ず〜っと私、断ってまいりました」とニヤリ。だが直後に「実は本音を言うと、出場19回で終わっている。もし次出るきっかけがあれば20回目。この曲で2人で出られたら」と力を込め、「皆さん応援してください」と呼びかけた。

 さらに今後の目標について、「60周年に向けて来年、再来年にもいっぱいイイ曲を作ります」と宣言。また、「歌謡界にもう70代がほとんどおらず、昭和を語る人もいない。われわれがもっと頑張って、よき先輩にならないと。70代後半は、(後進に物申す)“がみがみオヤジ”になりたい」と笑顔で話した。

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2018年7月25日のニュース