作曲家・中村泰士氏 大阪観光大使に就任「大阪で“ワン・エイジア音楽祭”を」

[ 2018年7月24日 16:56 ]

大阪観光局・溝畑宏会長(左)から大阪観光大使の委嘱状を受け取る中村泰士氏
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 「喝采」「北酒場」などのヒット曲を生み出した大阪を拠点にする作曲家・中村泰士氏(79)が24日、大阪観光大使に就任し、大阪市内で会見した。「大使に任命されなくてもタイシ(泰士)なんですけど」とダジャレで笑わせた。

 「作曲家デビュー50周年の節目に大役を仰せつかった」と表情を引き締めた中村氏。「79歳の私がなると(先が)短い」と自虐トークも飛び出したが、「人脈だけはめちゃくちゃ広い」と胸を張った。「まずは韓国、中国などアジア各国の知人に声をかけ、大阪で“ワン・エイジア音楽祭”を開きたい」と構想を披露した。

 中村氏は「大阪を歌謡曲の聖地に」と、昨年には大阪城ホールでイベント「1万人の歌謡曲」を開くなど、歌謡曲文化を通して地元活性化に尽くしてきたが、観光大使就任を機にアジアを巻き込む戦略を考案中。「まずは各国から3人ぐらい歌手を呼び数千人キャパの会場から始めたい。来年、ラグビーW杯と連動できたらええな」と話し、最終的には「各国から来た1万人で歌謡曲を歌う催しになれば」とした。さらに「昨日の夜中に、“ワン・エイジア”という曲を書き始めた」と明かした。

 ナイト・エンターテインメントに力を入れる大阪観光局・溝畑宏会長(57)からは、「夜のスナックを回り、外国人観光客らとカラオケを楽しむ“今日もタイシがやって来る”という企画をやって」とリクエスト。79歳の大御所には“ムチャぶり”とも言えるミッションだが、中村氏は「まだまだ元気に頑張れる」とアピールし、「お店に行ってお酒飲み、カラオケ歌う所作事が大好き。苦にならない」と乗り気だった。

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2018年7月24日のニュース