羽生 あと一歩、タイトル通算100期お預け「また次の機会」

[ 2018年7月18日 05:30 ]

将棋 棋聖戦最終局 ( 2018年7月17日 )

<89期棋聖戦第5局>対局に勝利し、棋聖のタイトルを獲得した豊島八段(右)と敗れた羽生棋聖(撮影・近藤 大暉)
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 羽生は「ちょっと攻めが無理だったのかもしれません」と反省のコメントを残した。

 今期はこれで6勝10敗。実力者との対戦が続く代償ゆえ、勝ち星は思うほど伸びない。昨年末に竜王位を奪還して通算タイトル99期となったが、前人未到の100期に王手をかけた4〜6月の名人戦は佐藤天彦名人に2勝1敗と先行しながら3連敗して敗退。棋聖位も失い、快挙は10月に開幕する竜王戦7番勝負での防衛以降に持ち越された。

 「また次の機会というか、その舞台の時に目指してやっていけたらいいなと思っています」と、努めて明るく語りながらも、さすがに意気消沈した様子だった。

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